幼馴染♀(27)「へーまだ独身なんだぁw 奇遇だね! 私も私もっ!」【安価】

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:34:16.308 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「そろそろ本気で結婚相手探さないとなぁ…」

幼馴染「でもこの歳になると…ね?」

幼馴染「なかなか気心知れた相手を見つけるってのが難しくてさぁ」

幼馴染「君もそう思うでしょー?」

幼馴染「友達の結婚式素敵だったなぁ。私にもあんな相手がいたらなぁ…」チラ


どうする…

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:37:55.914 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「しってるよー? 君っていま彼女すらいないんでしょ」

幼馴染「この前おばさんに会った時に聞いたw」

幼馴染「やだねぇー私たちいい年してひとりもん同士じゃん」

幼馴染「私なんてさぁ、いまいないどころか……そもそも彼氏いたことすら…」

幼馴染「いやー散々告られたりはしてきたんだけど、なーんか違うなぁって思ってね」

幼馴染「全部断ってるうちにこんな歳に…」

幼馴染「やっぱ付き合うなら初恋の人がいいなー…」


どうする…
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:40:06.787 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「え? 初恋の人って…?」

幼馴染「ばっかぁもう、言わせる気?」ゴスゴス

幼馴染「内緒」

幼馴染「でもその人まだ独身なんだぁ♪ だからチャンスあるかなーって」

幼馴染「んーー? わかんないのー? ふふふ、内緒」


どうする……

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:42:42.740 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「なんだかんだで、ひさしぶりだよねこうして話すの」

幼馴染「社会人になってから結構疎遠の期間長かったもんね」

幼馴染「近況はたまーにおばさんに電話で聞いたりしてたんだけどね…」

幼馴染「なんか君に直接連絡とるの…恥ずかしくなっちゃって」


幼馴染「あ、そうだ! 私しばらくこっち戻ってきて生活するから、そろそろ腰を落ち着けたいなー…って」

幼馴染「おもってるんだけど」

幼馴染「こんな田舎じゃそうそう相手がみつからなくってさぁ! あははは…」


どうする……
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:44:31.685 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「同級生のSNSみてると凹むわー」

幼馴染「だってほとんどみんな既婚だよ!? 素敵な旦那さんつかまえてるんだよ!?」

幼馴染「幸せそう~~~」

幼馴染「うらやましい~~」

幼馴染「そろそろ結婚したい~~」

幼馴染「でも相手がい~な~い~~~」

幼馴染「……いない」


どうする……
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:47:12.262 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「やっぱ結婚するなら、気があう人がいいよね!?」

幼馴染「一緒にいて疲れないっていうかさ、落ち着くっていうかね」

幼馴染「そうなってくると…やっぱ付き合いが長い相手がいいよね?」

幼馴染「なんかもうすでに半分家族だよーみたいなw」

幼馴染「良いとこも嫌なとこも全部わかってるしさ」

幼馴染「そういう人が身近にいればいいんだけどな~~~??」チラ


どうする……
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:49:12.485 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「大人になるとさぁ、まずは体の関係からみたいな考えの人多くなるよね」

幼馴染「私そういうの絶対無理だから…ちょっと男の人が怖くって…」

幼馴染「あはは子供っぽいよね…」

幼馴染「でも…やっぱり本当に結婚を考えられるくらい心の底から好きで頼れる人とだけ、そういうことしたいなって」

幼馴染「おもってる…」

幼馴染「へんかな…?」


どうする……
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:52:13.022 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「いままでね、すっごくアタックしてくれた人はいるんだよ」

幼馴染「別に顔だって悪くないし、仕事が出来てお金ももってるし、いい人だったんだけど」

幼馴染「どこか下心があるっていうか…」

幼馴染「そういうの私ちょっと敏感で…」

幼馴染「本気で私のこと好きなのかわからないのにお泊りなんて行きたくないし」

幼馴染「結局お断りしちゃった…その人その後すぐ若い子と結婚したよ…」

幼馴染「それ以降かなーり男性不信……」

幼馴染「安心できて誠実が人がいいな…」チラ


どうする……
72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:53:53.507 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「あの…よければさ」

幼馴染「あ、明日も会ってお話出来ない?」

幼馴染「あーいや忙しかったらいいんだけどっ!!」

幼馴染「いまさらただの幼馴染の私なんかに時間割いてる場合じゃないよね!?」

幼馴染「……会ってくれる?」チラ


どうする……

79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:56:29.479 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「だめだよね…」

幼馴染「だってこの歳で二人で会うって…はたからみてデートだもんね…?」

幼馴染「君からしたら体裁わるいよね…」

幼馴染「でも…幼馴染だからいいのかな? どうなんだろう…一応異性なんだけど」

幼馴染「……ねぇ、私のこと、女としてどう思ってる…?」

幼馴染「一言くらい、なにか言ってほしいな」


どう思う…>>85
85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 13:56:58.679 ID:YJjq8D1jd
魅力があるのに下心抱くなってのはすごく自己中だな
こいつ子供産んだあとはもういらないよねって去勢させてくるだろ
99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 14:00:47.362 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「えっ…み、魅力ある!? 魅力あるって言った!?」

幼馴染「ほんと……?」

幼馴染「下心は……好きな人がそう思うのは…嬉しいかも」

幼馴染「全然好きでもない人に下心もたれても困っちゃうし気持ち悪いけど…私の好きな人なら全然いいかな…」

幼馴染「むしろ、女の子として見てくれてるんだぁって安心…」

幼馴染「将来子供はほしいな…」

幼馴染「子供つくる行為はしたことないから好きかどうかわからないけど」

幼馴染「たぶん…好きな人とくっつけるのは幸せだとおもうとっても」


どうする…
110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 14:04:09.844 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「君は…私のことどう思う…?」

幼馴染「たしか私が初恋の相手なんだよね? そういってたことあったよね」

幼馴染「…いまでも、好きでいてくれたらうれしいなあ」


どうする…>>115
115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 14:04:50.507 ID:mEYoncNM0
結婚
120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/15(土) 14:09:00.754 ID:zdj+iI9p0
幼馴染「!!」

幼馴染「え…け、結婚する!? 結婚する!?」

幼馴染「ちょ、ちょ、まって…深呼吸させて」

幼馴染「はぁーー」

幼馴染「結婚するって言った!?」

幼馴染「うんしよう! すぐしよ!!」

幼馴染「お付き合いは…まぁすっとばしていいよね私たちの仲なんだし!」

幼馴染「いまさら交際してお互いを知っていくー…なんてことも必要ないよね!!」

幼馴染「やったー結婚しよ! 大好き大好き!」

幼馴染「プロポーズってことでいいんだよね!?」

幼馴染「明日おばさんたちに会いに行くね! うちにも挨拶きてね!」

幼馴染「あ、そうだ婚約指輪買ってくれるかな!?」

幼馴染「私ね、カルティエの指輪(100万)がほしいんだぁ!」

幼馴染「あと結婚式は派手にしよ!」

幼馴染「ハネムーンはヨーロッパに8泊10日の旅ね!」

幼馴染「結婚となるとふたりですむ新居もほしいなぁ」

幼馴染「年収いまいくらもらってるの!? ローン組んじゃう!?!?」



END





幼馴染♀(27)「へーまだ独身なんだぁw 奇遇だね! 私も私もっ!」
元スレ

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

はたおりおさななじみ【オリジナルss】

1: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:06:52 ID:6p2HTXEo
ある所にそれはそれは見事にはたをおる女の子がおりました

多い日には10ものはたをおる事もあったそうな

これはそんな女の子のある日の出来事
2: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:08:06 ID:6p2HTXEo
幼友「はー、やっと授業終わったー」

幼馴染「お疲れ様」

幼友「あんたは全然疲れて無いみたいね」

幼「授業、楽しいからね」

幼友「はぁ、楽しいと疲れませんか」

幼「そうだね。授業を疲れると思った事は無いね」

幼友「完璧超人か!」

幼「そんな事は無いよ」
3: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:08:59 ID:6p2HTXEo
幼友「生徒会の仕事は?疲れるよね?」

幼「全然」

幼「生徒会の仕事も好きでやっている事だしね」

幼友「ふーん。ま、私はあんたの傍でお手伝い出来ればそれで良いんだけど」

幼「いつも手伝ってくれてありがとう、幼友」
ニコッ

幼友「お礼とかやめてよ。私だって一応生徒会執行部の一員なんだから」

幼「ふふっ…それじゃそろそろ行こうか、幼友」

幼友「はいはーい」
4: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:09:46 ID:6p2HTXEo


生徒会長「やあ、幼さん」

幼「生徒会長、お疲れ様です」

生徒会長「はは、疲れるのは今からだけどね」

幼「今日もよろしくお願いします」

生徒会長「それはこちらの台詞だよ」

幼「皆、集まった様なので…」

生徒会長「うん、それではこれより体育祭に向けての会議を始めます」

生徒会長「副会長、進行宜しく」

幼「はい、それではまず最初の議題から…」
5: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:10:55 ID:6p2HTXEo


生徒会長「それでは今日の会議はこれで終わります」

生徒達「お疲れ様でした!」
ザワザワ

幼「…」
ガサガサ
トントン

幼「幼友、この書類を教頭先生まで届けて貰えるかな?」

幼友「任された!ダッシュで行ってくる!」

幼「廊下を走っては駄目だよ、幼友」

幼友「走らず急ぐ…ナゾナゾ?」

幼「違うよ。急がなくて良いから普通に歩いて行って」

幼友「了解!じゃ、ちょっと行ってくるね」
スタスタ
6: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:11:46 ID:6p2HTXEo
生徒会長「幼さん、お疲れ様」

幼「会長、お疲れ様でした」

生徒会長「今回の会議進行もお見事でした」

幼「いえ、そんな事は」

生徒会長「楽しい体育祭になりそうだよね」

幼「そうですね。皆で話し合って、少しずつ形になって」

幼「当日は全校生徒、皆で楽しむ」

幼「絶対、良い思い出にしたいです」

生徒会長「うん、そうだね、良い思い出にしたいね」
7: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:12:45 ID:6p2HTXEo
女子バスケ部部長「ねぇねぇ、あの2人、何の話ししてるのかな?」

女子バレー部部長「超お似合いだよねー」

女子卓球部部長「会長と副会長って、付き合ってるのかな?」

女子水泳部部長「美男美女でお似合いだよねー」

女子茶道部部長「どちらも高嶺の花という感じですものね」

女子漫研部部長「隠れて付き合ってるんじゃないかな?」

女子柔道部部長「あぁ…会長、私と付き合ってくれないかなぁ」

女子部長達「アンタじゃ無理でしょ」

女子柔道部部長「アンタら…全員投げ飛ばすわよ?」
8: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:13:28 ID:6p2HTXEo
放送部部長♀「あ!ちょっと新聞部の!あんた何か知らないの?」

新聞部部長♂「あ?まだウラ取れてないから記事には出来んけど…」

新聞部部長♂「実は会長の方から一度告ったけど、断られたらしい」

女子部長達「マジで!?」

新聞部部長♂「でも諦めてないらしいって噂ならある」

女子部長達「マジで!?」

女子バスケ部部長「でも何か解るわー」
9: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:14:22 ID:6p2HTXEo
女子バレー部部長「幼さんって、孤高の存在って感じするもんね」

女子卓球部部長「クールだよね?」

女子水泳部部長「恐れ多くて近寄りがたい感じするよね」

新聞部部長♂「でもたまに素敵な笑顔を見せるよね」

女子茶道部部長「あ!幼友さんと話してる時は、微笑んでる事が多い様な気が…」

女子漫研部部長「も、もしや、幼友さんと付き合ってるんじゃ…」

女子漫研部部長「そんな薄い本みたいなゆりゆりな展開なら…ハァハァ」

女子柔道部部長「そ、そしたら!会長は私と付き合うって事に!」

新聞部部長♂「絶対ならないでしょ」

女子柔道部部長「…」
10: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:15:20 ID:6p2HTXEo
放送部部長♀「ま、会長が誰かと付き合う事になったら」

放送部部長♀「私達、生徒会長親衛隊が黙ってないですけどねっ」

女子部長達+新聞部部長♂「そんなのあるんだ!?」

女子部長達+新聞部部長♂「でも解るわー!」

新聞部部長♂「…まぁ、幼さんが誰かと付き合う事になったら」

新聞部部長♂「俺達、幼さんファンクラブ会員一同が黙ってねーけど」

女子部長達「そんなのもあるんだ!?」

女子部長達「でも解るわー!」


生徒会長「…あのね、君達」

部長達「!?」
11: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:16:31 ID:6p2HTXEo
生徒会長「そういった話しはさ」

生徒会長「当人達には聞こえない様にするものじゃないかな?」

生徒会長「さすがの僕も傷つくよ…はぁ…」

部長達「すみませんでしたっ!」

生徒会長「さ、会議は終わったんだから、全員会議室から出てくれないかな?」

部長達「は、はいっ!」
バタバタバタ


幼「…」

生徒会長「まぁ、大体事実なんだけどね」
12: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:17:44 ID:6p2HTXEo
幼「会長、すみません」

生徒会長「はは、良いんだよ。幼さんが謝る事じゃないさ」

生徒会長「…でも良い機会かもしれないな」ボソッ

幼「?」

生徒会長「僕が幼さんに一目惚れしたのは、今から468日前、君の入学式の時」

生徒会長「新入生代表挨拶をする君の姿に見惚れてしまった」

生徒会長「告白をしたのは丁度263日前だったよね」

幼「…」
13: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:18:27 ID:6p2HTXEo
生徒会長「……あの時は断られてしまったけど」

生徒会長「君は生徒会に来てくれた」

生徒会長「それってやっぱり、僕の事が好きになってしまったって事だよね」

幼「あの…会長?」

生徒会長「そうだよね?」

幼「…」

生徒会長「だからもう一度、告白しても良いかな?」
14: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:19:20 ID:6p2HTXEo
生徒会長「幼さん、僕と真剣に交際して貰えないだろうか?」

幼「すみません、それは出来ません」

生徒会長「…何故だい?」

幼「前にもお話ししましたが、それだけは誰にも言えないんです」

幼「本当にごめんなさい」

生徒会長「僕の事が好きになったから、生徒会に入ったんじゃないのかい?」

幼「…違います」
15: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:20:32 ID:6p2HTXEo
生徒会長「嘘だっ!」

幼「!?」

生徒会長「…何故君は嘘を吐くんだい?」

幼「嘘じゃありません、本当に会長とは…」

生徒会長「あんまり強情な様なら…」

生徒会長「君が正直になるように、その身体に教えてあげようかな」

幼「…どうするおつもりですか?」

生徒会長「ふふふ…きっと君は僕の事が大好きになるよ…」
16: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:21:43 ID:6p2HTXEo
幼「例え…」

生徒会長「んん?抵抗しても無駄だと思うよ?」

幼「例え会長がどんな事をしても、私は会長とはお付き合い出来ません」

生徒会長「やってみないと解らないさ…」

幼「無駄です」

生徒会長「……こんなに格好良くて、皆の人望も厚い生徒会長で、実家は金持ちの」

生徒会長「この僕の一体どこが気に入らないんだい?」
17: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:22:39 ID:6p2HTXEo
幼「私は、自分の事を『格好良い』と言い切る様な人間を…」

幼「好きになる事は絶対にありませんよ、会長」

生徒会長「…そこまで僕は駄目かい?」

幼「生徒会長として、日々学園を良くしようと努力している会長の事は尊敬しています」

幼「ですが、今の様な脅し文句を言い放つ会長の事は軽蔑に値すると思います」

幼「そんな会長の事を異性として好きにはなれません、絶対に」

生徒会長「幼さん…君は…」
18: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:24:15 ID:6p2HTXEo
ガラッ
幼友「お待たせーっ!幼、帰ろー…って」

幼友「あれ?何か立て込んでましたか?」

生徒会長「い、いや、何でも無いよ」

幼「会長、今のお話しは聞かなかった事にしますので」

生徒会長「う、うん。それじゃ2人とも気をつけて帰ってね」

幼・幼友「はい」


生徒会長「はぁ…2回もフラレた…」ブツブツ

生徒会長「何故この気持ちが伝わらないんだ…」ブツブツ



見た目そこそこ、中身残念な生徒会長とのはたを1折り
19: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:25:03 ID:6p2HTXEo


幼友「本当に良かったの?」

幼「あぁ、問題ないよ」

幼友「生徒会長、ちょっと怖い顔してたけど?」

幼「本当に何も問題はないよ、幼友」

幼友「…ま、幼がそう言うなら良いけどさー」

気の弱そうな男子生徒「あ、あの…副会長!」

幼「ん?何かな?」
20: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:25:54 ID:6p2HTXEo
弱夫「ちょっとお話しがあるんですけど…いいですか?」

幼「うん、構わないけども?」

弱夫「あの…ここではちょっと…」

幼友「あー、そう言う事ね。幼、話し聞いてあげなよ」

弱夫「…ちょっとついて来てもらえますか?」

幼「解った。幼友、すまないが先に帰っていてくれ」

幼友「はいはーい」
21: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:27:38 ID:6p2HTXEo


幼「…どこまで行くのかな?」

弱夫「あの…もうすぐです」

幼「…」

弱夫「ご、ご面倒をおかけします」

幼「もしかして体育館裏に向かっているのかな?」

弱夫「そ、そうです…」

幼「君は、誰かに頼まれて私を呼びに来たのかな?」

弱夫「…あの!幼先輩っ!」
22: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:28:30 ID:6p2HTXEo
幼「何だろう」

弱夫「す、すぐに逃げて下さい!」

幼「…」

弱夫「あの…体育館の裏には不良達が居るんです!」

弱夫「僕、あいつらに脅されて…すみません!」

弱夫「今、あそこに行ったら、きっと酷い事されると思います…」

幼「でも私が行かなければ、貴方が酷い目に合うかもしれないよ?」
23: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:29:18 ID:6p2HTXEo
弱夫「いいんです!幼先輩が…酷い目にあわされる位なら…」

弱夫「ぼ、僕が代わりに!」

幼「気持ちはとてもありがたいのだが」

幼「私はちゃんと体育館裏に行くよ」

弱夫「でもっ!」

幼「大丈夫、弱夫君の思っている様な事にはならないよ」

弱夫「せ、先輩、何故僕の名前を?」

幼「一応、全学年全生徒の名前と顔は覚えているからね」
24: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:30:07 ID:6p2HTXEo
幼「貴方は1年B組、出席番号35番の弱夫君だよね?」

弱夫「は、はい…先輩ってやっぱり凄いですね」

幼「私は別に凄くないよ」

弱夫「凄いですよ…」

幼「ここからは私一人で行くから、弱夫君はもう下校してくれ」

弱夫「出来ませんよ、そんな事っ!」

幼「何故?」
25: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:31:15 ID:6p2HTXEo
弱夫「好きな人が酷い目にあうのを、黙って見てるなんて出来ないです!」

幼「ん?好き?」

弱夫「ぼ、僕、実は幼先輩の事、前からす、好きで!」

弱夫「あの…入学式に見た時から、ずっと好きで!」

弱夫「だ、だから…だからっ!」

幼「…その好意はとても嬉しいのだけれども」

幼「私はその気持ちに応える事は出来ない」
26: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:32:27 ID:6p2HTXEo
弱夫「だ、誰か好きな人…付き合ってる人が、い、居るんですか?」

弱夫「せ、生徒会長先輩とか?」

幼「違う」

弱夫「それじゃ…僕が弱い人間だからですか?」

弱夫「不良達に脅されて、好きな人を危ない場所に案内する様な…」

幼「それは全然違う、的外れだよ、弱夫君。君は弱くない」

幼「私が危機に陥るかも知れないと言う事を、ちゃんと教えてくれたじゃないか」
27: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:33:17 ID:6p2HTXEo
弱夫「じゃあなんで…」

幼「私が貴方の好意に応えられないのは、全然違う理由なんだ」

幼「その理由を貴方に話さない事は、不誠実な事なのだけれども」

幼「これは私だけの秘密なのでね」

幼「だから、ごめんなさい」
ペコッ

弱夫「い、いえ…突然すみませんでした」
28: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:34:34 ID:6p2HTXEo
幼「それじゃ、私は体育館裏に行ってくる」

幼「弱夫君、気をつけて下校してね」

弱夫「ほ、本当に一人で行くんですか?」

幼「うん。本当に大丈夫だから」

弱夫「解りました…気をつけて…下さいね」

幼「ありがとう。それじゃまたね、弱夫君」
ニコッ
スタスタ
29: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:35:13 ID:6p2HTXEo
弱夫「はぁ…やっぱ駄目だったかぁ…初恋だったのになぁ…」

弱夫「普段凛々しい先輩がたまに見せる笑顔が好きでした…」

弱夫「どうか、何事もおきませんように…」





弱夫君とのはたを1折り

かわりに不穏なはたが1本立ちました
30: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:35:57 ID:6p2HTXEo


体育館の裏

不良A「おっ…来たぜ」

不良B「よう、副会長様よぉ、遅かったじゃねえか」

不良C「あいつどうした?モヤシみてーな一年坊」

幼「私に用があるのなら、君達が直接来れば良いと思う」

不良A「俺達こう見えても忙しくてよぉ」

不良B「そうそう、そうだぜ」

不良C「手が離せなかったんだぜ」
31: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:37:04 ID:6p2HTXEo
幼「弱夫君が怯えていた。金輪際こんな事はしないで欲しい」

不良A「おーおー、いつもながら強気だねぇ」

不良B「けど、その強気がいつまで持つかなぁ?」

不良C「まったくだぜぇ…ケッケッケ」

幼「…それで、私に用と言うのは何かな?」

幼「そろそろ下校時刻だけれども、それまでに済む用なのかな?」
32: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:38:14 ID:6p2HTXEo
不良A「それはアンタ次第だろうぜぇ」

不良B「まずはアッチの花壇を見てみろよ」

幼「花壇?」

不良C「アンタが昼休み、一人で手入れしてる花壇の事さ」

幼「……」

幼「…君達は、この花壇を荒らしたのが誰なのかを知っているのかな?」

不良A「へっへっへ…実は俺ら犯人を捕まえてよぉ」

不良B「そうそう。それで俺ら忙しかったんだぜ」
33: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:39:00 ID:6p2HTXEo
不良C「古い方の体育倉庫に閉じ込めてあるんだけどよぉ」

不良A「見るか?犯人のツラ」

幼「…是非見てみたいね」

幼「でも、体育倉庫には鍵がかかっているはずだけれども」

幼「君達はどうやって開けたのかな?」

不良A「へっ!あの鍵、随分前から壊れてたんだぜ?」

不良B「勘違いすんなよ?俺たちが壊した訳じゃないぜ?」

不良C「そうそう。もう半年位前から壊れてっから」
34: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:40:11 ID:6p2HTXEo
幼「そう言う事は先生か、生徒会まで報告をして貰いたい」

幼「後、鍵が壊れているなら、犯人は容易く逃げ出せるのでは?」

不良A「そりゃあ大丈夫だ。アイツにあの重い扉を開けるなんて、無理だからな!」

不良B「さぁ、犯人の奴をメチャクチャにしちまえよ、副会長様よー」

不良C「犯人の顔を見た時のアンタがどんな顔するのか…見ものだぜぇ」

不良A「さぁ、その扉を開きなよ、ゆっくりとなぁ」

幼「…」
ギギギギ
35: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:41:19 ID:6p2HTXEo
幼「…暗くて良く見えないな」

不良A「へっへっへ…」
ギギギギ…ガタン

幼「…扉を閉めてしまったら、余計見えにくいのだけど?」

不良B「逃げられたら困るからよぉ…ケッケッケ」

ガサゴソ

幼「そこに…居るのかな?」
36: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:42:08 ID:6p2HTXEo
不良C「そう、その跳び箱の後ろに居るはずさ」

不良A「さぁ、奥に行って、ツラ拝んできなよ」
パチッ

幼「おや、電気はちゃんとつくのだね」

不良B「言っちまえばここは、俺らのオアシスだからよぅ」

不良C「その蛍光灯、自腹で替えたんだぜ?」

不良A「そんな事より、これで犯人のツラ見えるだろ?」

不良C「早く奥に行きなよ、副会長さんよぉ」
37: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:43:14 ID:6p2HTXEo
幼「あぁ、そうしよう」

幼「…私が手入れをしていた花壇を荒らしたのは誰だ?」
サッ

幼「…なっ!?こ、これは…!」

不良A「驚いたか?驚いたよなぁ!」

不良B「そのツラが見たかったんだよ!」

不良C「良いねぇ…最っ高の顔だぜ、副会長さんよぉ!」



幼「あぁ、これは…もう…もうっ!」
ナデナデナデ
38: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:44:59 ID:6p2HTXEo
ナデナデ
猫「にゃーお」ゴロゴロ

不良A「…おい、副会長さんよぉ」

不良A「下校の鐘が鳴ってるぜ?」

不良B「猫好きなの知ってて、こんな事した俺らが悪かったからよ…」

不良C「もう帰ろうぜ!なぁ!」

幼「はっ!?だ、だがしかし…このままここに放置して帰る訳にも…」
ナデナデサワサワ
39: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:45:58 ID:6p2HTXEo
不良A「じゃあ連れて帰れば良いじゃねぇか」

幼「私の家はマンションなので…連れて帰る訳には…」

不良A「だーっ!じゃあ俺が連れて帰る!」

不良B「あぁ、おめーんち、猫屋敷だもんな。10匹くらい居たよな?」

不良A「14匹だ!そんでこいつが15匹目の家族って訳だぜ」
ヒョイッ

猫「にゃ~お?」
40: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:46:50 ID:6p2HTXEo
不良C「おーおー。お優しいこって」

不良A「つー訳だ、副会長」

幼「あ、う…うむ。その…可愛がってやってくれ」

幼「あとくれぐれも躾はキチンとな?」

不良A「おうよ、どこに出しても恥ずかしくない美猫にしてやんよ!」

不良B「そんじゃ帰るべ!俺、腹減ったぜ」

不良C「副会長、あの花壇の手入れ、俺らも手伝うからよぉ」
41: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:47:39 ID:6p2HTXEo
幼「ありがとう、3人とも」

不良達「へっ!俺らは校内一のワル集団だぜ?礼なんて言うな!」

幼「それでも、ありがとう」
ニコッ

不良達(副会長マジ天使だろ)

不良A「副会長!よ、良ければ、俺が家まで送って行こうか?」

不良B「オメー、家の方向が違うべ?ここは俺が…」

不良C「テメーも別方向だろが」
42: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:48:26 ID:6p2HTXEo
幼「気遣いありがとう。でも私はこれから職員室に行かなければ」

不良A「う…まさか?」

幼「倉庫の鍵が壊れている事を先生に報告しなければ、ね」

不良達「ここ以外に授業サボる場所がねーんだ…」

不良達「俺達のオアシスを奪わないでくれぇ…」

幼「これを機に授業をサボるのを止めて、真面目に勉学に勤しんではどうだろうか?」
43: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:49:20 ID:6p2HTXEo
不良A「んな事言っても…俺らバカだからなぁ」

不良B「そうそう、センコー共も汚物を見る様な目で見やがるしよぉ」

不良C「今さら勉強とか、マジ無意味だぜぇ」

幼「そんな事は無いよ」

幼「確かに今は周囲からの視線も冷たい物かも知れない」

幼「けれど私は知っている」

不良A「な、何をだよ」
44: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:49:57 ID:6p2HTXEo
幼「貴方達が、落ちているゴミを見かけたら、必ず拾ってゴミ箱に捨てている事を」

不良B「う…見られてたのかよっ」

幼「貴方達が、他校の生徒に絡まれている生徒を助けている事を」

不良C「し、知ってたのかよ?」

幼「貴方達は本当は優しい人だと、私は知っている」

不良達「…」
45: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:50:49 ID:6p2HTXEo
幼「勉強する気になってくれたなら、今までの分、私が教えよう」

不良A「でも…俺ら相当バカだぜ?」

幼「やる気さえあれば、大丈夫だよ」

幼「3人が理解するまで、いくらでも付き合うよ」

幼「だから考えてみてね?」
ニコッ

不良達「お、おぅ…」

幼「それでは、またね」
スタスタ

不良達(マジ天使過ぎるだろ…俺と付き合ってくれねーかな…)



不良達に乱暴されるかもという旗を1折り

代わりに、不良達に懐かれるという旗が立ちました
46: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 21:59:17 ID:6p2HTXEo


太った化学教師「そうか、報告ありがとう」

幼「いえ、それでは私はこれで失礼します」
ペコッ

太った教師「あぁ…幼さん、ちょっと良いかな?」

幼「なんでしょう?」

太った教師「り、理科準備室まで付き合って貰えるかな?ドュフフ…」

幼「…またですか、先生」

太った教師「ドュフフ、すまんね、他の生徒には頼めなくてね」

太った教師「それに断ったら…解ってるだろう?」

幼「…解りました」
47: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:00:38 ID:6p2HTXEo


理科準備室

太った教師「ドュフフ…いつもすまないねぇ」

幼「取り敢えず、鍵をかけて貰えますか?」

太った教師「あぁ」
カチッ

幼「他の生徒に見られると面倒なので」

太った教師「そうだなぁ」

幼「それでは、素早く済ませてしまいましょう」

太った教師「あぁ、それじゃ頼むよ…」
ジジーッ……
ゴソゴソ

幼「…はい」
48: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:01:40 ID:6p2HTXEo


30分後

幼「先生、資料の整理、終わりました」

幼「ノートパソコン、カバンの中に戻しておきますから」
ゴソゴソ
ジジーッ……

太った教師「ドゥフフ…ありがとう。どうにもパソコンは苦手でねぇ」

幼「後でちゃんとチェックして下さい」
49: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:02:36 ID:6p2HTXEo
太った教師「本当にありがとう、幼ちゃん」

幼「はぁ…叔父さん、校内ではちゃん付けで呼ぶのは止めて頂きたいです」

太った教師「ドゥフフ…そうは言ってもね」

幼「あと、そのドゥフフって笑い方も生徒に評判悪いですよ」

幼「直した方が良いと思います」

太った教師「幼ちゃんは厳しいなぁ」

幼「叔父さんがだらしないからですよ」

幼「母も心配しています」

太った教師「ね、姉さんが?うー…またお説教されるかなぁ」
50: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:03:42 ID:6p2HTXEo
幼「もう少ししっかりして下さい、叔父さん」

太った教師「は、はっはっは、こりゃまいったなぁ」

太った教師「あ!そ、そうだ!帰り、車で送って行こうか?」

太った教師「もう下校時刻過ぎてるし…」

幼「帰りに買い物を頼まれているので、結構です」

幼「それに叔父さんにはまだ仕事が残っているのでは?」

太った教師「そ、それもそうか。そうだね、ドゥフフ」
51: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:04:35 ID:6p2HTXEo
幼「それでは、タンシオちゃん(スコティッシュフォールド3歳♀)を…」

太った教師「解ってるって。今度ちゃんとタンシオ連れて、幼ちゃんの家に遊びに行くから」

幼「お願いします」

太った教師「そ、それじゃ、気をつけて帰ってね」

幼「はい、それでは失礼します」
ペコッ
ガラッ
ピシャッ
52: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:05:28 ID:6p2HTXEo
太った教師「はぁ…綺麗になったよなぁ…」

太った教師「そりゃ僕らは血縁関係だし」

太った教師「僕はこんなに醜く太ってるけど」

太った教師「少しくらい夢見たっていいじゃんか…」

太った教師「はぁ…さっさと仕事片付けて、家帰って、タンシオと戯れるかな…」



脂ぎった中年教師にいかがわしい事をされるかもという旗を1折り

代わりにスコティッシュフォールドを
思う存分可愛がれる旗が立ちました(この旗は多分折れません)
53: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:06:09 ID:6p2HTXEo


幼友「あ!やっと来た。おーい、幼ー!」

幼「ん?幼友?先に帰ってくれと言ったのに」

幼友「私が待ちたかったんだよー」

幼友「一緒に帰ろっ!」

幼「待っていてくれて、ありがとう」
ニコッ

幼友「えへへ、私たち親友でしょ!」

幼「それじゃ、帰ろうか」
54: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:07:03 ID:6p2HTXEo
幼友「帰りに何か食べて行く?」

幼「今日は帰りに買い物を頼まれていてね」

幼「それに、母の帰りが遅いので、私が食事を作らなければいけないんだ」

幼友「そっかー。じゃ、買い物付き合うよ!」

幼「いや、只食材を買って帰るだけだし…」

幼友「もー!そんなつれない事言うなよぅ」
ギュッ

幼「!?ちょっと、幼友…」
55: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:07:50 ID:6p2HTXEo
幼友「あ!そんじゃ、私、幼の家にお泊りしたい!」

幼「む…それはまた急な話だな…」

幼友「明日休みなんだし!いいじゃん!」

幼「むぅ…それでは幼友のご両親の了解が得られれば…」

幼友「ソッコーで!」
ピッピッ

幼友「あ、もしもしお母さん?今日、私、幼の家に泊まるから!」

幼友「心配ご無用!じゃーね!」
ピッ
56: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:08:46 ID:6p2HTXEo
幼友「オッケーだって!」

幼「…それでは、大したもてなしも出来ないが」

幼友「やったー!ひょっとして幼の手料理が食べられるかも?」

幼「あぁ、うん。口に合うかは解らないが、食べてみて欲しい」

幼友「テンション上がるー!」

幼「ではスーパーに寄って帰ろう」
57: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:09:25 ID:6p2HTXEo
幼「何かリクエストはあるかな?」

幼友「私は幼が作ったものなら何でも!」

幼「む…何でも良いのか…どうしたものか…」

幼友「私的には出来れば幼を……」

幼「ん?何か言ったかな?」

幼友「何でもなーい!幼が作りたい料理で良いよ!」

幼「そうか…なら…」
58: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:10:07 ID:6p2HTXEo


幼「どうぞ」
コトッ

幼友「うわぁ…あんた本当に凄いね」

幼「私は凄くないよ」

幼友「いやいやいやー」

幼友「容姿端麗、文武両道、その上、料理まで…」

幼友「完璧超人か!」

幼「そんな事は無いよ、幼友」
59: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:11:26 ID:6p2HTXEo
幼友「こんな時、普通は肉じゃがとかじゃない?」

幼「そういう物だろうか?」

幼友「なんで前菜から始まるイタリア料理のフルコースなん?」

幼友「ねぇ、なんでなん?」

幼友「私の親友はイタリア人なん?」

幼「今、練習中なんだ。味見はしたが、幼友の口にあえば良いのだけど」

幼友「それでは頂戴いたします」

幼「召し上がれ」
60: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:12:45 ID:6p2HTXEo


幼友「同じクラスになって、生徒会で一緒になって」

幼友「幼と友達になって、まだ3ヶ月しかたってないんだけどさー」

幼「うん?」

幼友「幼と友達になれて良かったよ」

幼「急にどうしたんだい?」

幼友「もっともっと幼の事知りたいよ」

幼「あぁ、これからも仲良くしてくれると嬉しい」

幼友「するする!超仲良くするね!」
61: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:13:31 ID:6p2HTXEo
幼友「しっかし何だろうね、この差は」

幼「ん?差?」

幼友「同い年なのに…」

幼友「料理人でも無いのに、この美味さ」

幼友「あんた、本当に凄いねぇ」

幼「何度も言うが、私は凄く無いよ、幼友」

幼「勉強も、生徒会も、料理も」

幼「全て好きでやっている事だよ」
62: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:14:57 ID:6p2HTXEo
幼友「…この料理を誰かに振舞う予定があるとか?」

幼「ふふっ、そんな予定があったら良いのだけどね」

幼「今の所、その予定は無いよ」

幼友「幼の手料理を食べたのって、家族以外では私が初?」

幼「そうだね。今日の料理に関しては、幼友だけだね」

幼友「幼っ!愛してるぜ!結婚してください!」

幼「ふふっ、幼友でもそう言う冗談を言うのだね」

幼友(軽く流された…まぁ、当然か…)
63: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:15:36 ID:6p2HTXEo


幼友「いやー、満足満腹!」

幼友「幼、超美味しかったよ!ご馳走様でした!」

幼「お粗末様でした。お口にあって良かったよ」
ニコッ

幼友「是非また食べさせて下さい」
ペコッ

幼「お安いご用だよ。いつでも言ってくれ」
64: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:19:45 ID:6p2HTXEo
幼友「ホント?じゃあ明日の朝もお願いします!?」

幼「泊まるのだから、もちろん朝食は出すよ」

幼「朝は和食にするつもりなのだけど、構わないかな?」

幼友「幼の手料理なら、なんでも!」

幼「ふふっ、作りがいがあるよ」

幼友「あー、そろそろいい時間だし、お風呂入りたいかも!」

幼「そうだね、今お湯を張って来よう」
65: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:20:30 ID:6p2HTXEo
幼友(ウェヒヒ…一緒にお風呂…一緒にお風呂…)

幼友(背中の流しっこ…もちろん前の方も…)

幼友(うはー!興奮する!)

幼友(しーかーもー!替えの下着なんて持ってないから)

幼友(幼の下着を借りざるを得ないっ!)

幼友(幸せ過ぎる!)
66: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:21:12 ID:6p2HTXEo
幼「幼友、お先にどうぞ」

幼友「え?一緒に入ろうよ!」

幼「いや、家のお風呂は狭くてね」

幼「2人は入れないんだ」

幼「お客様なのだから、幼友からお先にどうぞ」

幼友(ちぃっ…マンションだから狭いのは仕方無い…か)

幼友「あ、あー、そう言えば、下着も着替えも無いやー」

幼友「幼、貸してくれる?」

幼「あぁ、準備しておくよ」

幼友(お風呂で洗いっこは無理だったが…まだまだぁ!)

幼友(幼の下着を!合法的にっ!入手出来るっ!)
67: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:22:33 ID:6p2HTXEo


幼友(…と、ヌカ喜びさせておいて、こう落とす訳ですね)

幼友「ねー!幼ー!この下着ってさぁ」

幼「あぁ、まだ使っていない新品の下着だから、遠慮なく」

幼友(チクショー!)

幼「それでは私もお風呂に入って来る」

幼「居間に飲み物を用意してあるから、寛いでいてくれ」

幼友「ありがとー」

幼「では」
パタパタ
68: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:23:31 ID:6p2HTXEo
幼友(これはチャンス?覗くか!?いや、でももしバレたら……)

幼友(いや、夜は同じ部屋で寝るんだし…)

幼友(夜は長いんだ…ここはじっくり…)

幼友(今夜、私は狼になる!)

幼友(一緒の布団で寝る!)

幼友(そしてあんな事やこんな事も…ウェヘヘ…楽しみっ!)
69: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:24:20 ID:6p2HTXEo


幼「ふぅ…良い湯だった」

幼友「……」
スヤスヤ

幼「おや?幼友…寝てしまったのか…」

幼「幼友、肩を貸すから少し歩いてくれ」

幼「こんな所で寝てしまっては、風邪を引いてしまう」

幼友「…んゃぁ、幼ぁ…」

幼「ベッドまで何とか、頑張ってくれ」

幼友「…パラダイスがぁ…あるんだよねぇ」

幼「ふふっ…寝ぼけているのか」
70: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:25:29 ID:6p2HTXEo


トサッ
幼友「幼ぁ…あいしてるぜぇ…」
スースー

幼「完全に寝てしまったな」

幼「ふむ…少し早いが私も寝るかな」
パチッ

幼「お休み、幼友」

幼友「むにゃむにゃ…そこはらめぇ…」
71: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:26:09 ID:6p2HTXEo
ゆりゆりした女友達との怪しげな展開への旗を1折り

今日は5本の旗を折りました
72: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:27:41 ID:6p2HTXEo


翌朝

幼友「ん…なんか、いーにおいがするー」
ボケー

幼友「そと、あかるいー」
ボケー

幼友「ていうか、ここどこー?」
ボケー

幼友「…」

幼友「はっ!?」
73: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:28:28 ID:6p2HTXEo
幼友「あ、朝っ!?」
キョロキョロ

幼友「お、幼は?」

ガチャッ

幼「あ、起きていたんだね」

幼「お早う、幼友」
ニコッ
74: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:29:10 ID:6p2HTXEo
幼友「お、お早う…てか、昨晩の記憶が無いんだけど…」

幼「あぁ、私がお風呂に入っている間に、幼友は寝てしまっていたので」

幼「私のベッドまで歩いてもらったんだが…覚えていないかな?」

幼「まぁ、随分と眠そうだったしね」

幼友「そ、そんな馬鹿な…あんなにテンション上がってたのに!」

幼友「寝ちゃうなんてありえない!」

幼「あぁ、私がちょっと長風呂でね」

幼「きっと待ち疲れて、寝てしまったんだと思う」
75: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:31:07 ID:6p2HTXEo
幼友「長風呂って、どれくらい?」

幼「昨日は2時間位かな」

幼友「2時間!?長すぎるでしょ!」

幼「実は私は、ぬるま湯に浸かりながら、本を読むのが好きなんだ」

幼「幼友が待っているのに時を忘れて、つい読み耽ってしまって…」

幼「折角泊まってくれたのに、退屈させてしまって申し訳無い…」

幼友「いや、退屈とかは全然良いけど…」
76: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:32:44 ID:6p2HTXEo
幼友「良いんだけど…」

幼友(うぁぁぁぁぁ!千載一遇のチャンスがっ!)

幼「あぁ、朝ごはんが出来ているよ、食べるかい?」

幼友「お!食べたい食べたい!」

幼友「あ!そう言えば私ってば、幼のご両親に挨拶もしてない!」

幼「あいにく、両親とも既に仕事に出掛けてしまってね」

幼友「それじゃ、この家には今、私たち2人だけ?」
77: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:33:58 ID:6p2HTXEo
幼「そうだよ。だから遠慮なく、ね?」

幼友(まだだ!まだチャンスは…あるっ!)

幼友「お、幼!今日一緒にお出掛けを…」
ピリリリリ ピリリリリ

幼「電話が鳴っているよ、幼友」

幼友「う、うん、そんな事はどうでも良いからお出掛け…」
ピリリリリ ピリリリリ

幼「いやいや、ちゃんと出た方が良いよ」
78: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:34:57 ID:6p2HTXEo
幼友「うん…」
ピリリリリ ピッ

幼友「もしもし?お母さん?何?」

幼友「え?いや、でも…今ちょっと…」

幼友「いや、それはあたしじゃないし…え?そうなの?」

幼友「……んぁー!解った!お昼までには帰るから!」
ピッ
79: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:35:58 ID:6p2HTXEo
幼友「……」

幼「遊びに行くのはいつでも行けるから、ね?」

幼友「うん…」

幼「幼友さえ良ければ、また泊まりにも来て欲しい」

幼友「え?マジで?絶対だよ?」

幼「うん。是非来て欲しい」

幼友「じゃあ来週!来週末にでも!」

幼「解ったよ、幼友」

幼「取り敢えず、朝ごはんを食べよう?」

幼友「うん!」



来週末に変なイベントの旗が1本立ちました
80: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:36:54 ID:6p2HTXEo
こんな感じで、無意識に旗を立てては折り、立てては折り……

そんな日々を過ごす女の子ですが

1本だけ大切にしている旗がありました
81: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:37:47 ID:6p2HTXEo


ガパッ
幼「ふむ…冷蔵庫の中身を見るに…」

幼「今日の夕食は久しぶりに肉じゃがを作ってみようかな」
パタン

幼「あ…そう言えばみりんと醤油が切れそうだな」

幼「昨日買っておくべきだった」

幼「やはり今日も買い物に行かなければ…」
82: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:38:25 ID:6p2HTXEo


近所のスーパー

幼「ふむふむ…今日は人参が安いな、買っておこう」

幼「後は…」

?「お?幼ー!おーい!」
ブンブン

幼「!?」
83: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:39:19 ID:6p2HTXEo
?「お前もお遣いか?」

幼「お、おお、男っ…ひ、久しぶりっ」

男「ん?久しぶり?一昨日も会ったろ?」

幼「そ、そうだったかな?そ、そうだったね、あはは」

男「お前はいつもあわあわしてるなぁ」

幼「そ、そうかな?ぜ、全然っそんな事無いと思うけど?」
84: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:40:04 ID:6p2HTXEo
男「そんなあわあわして、生徒会ちゃんと務まってるのか?」

幼「も、もちろん!あ、いや、色んな人に助けられて、何とか務まってる」

男「そっか。何かあったら手伝うから、言えよ?」

幼「う、うん…何かあったら、い、言うよ」

男「で?幼の家の今日の晩御飯は何だ?」
ヒョイッ

幼「あ、あわわ…あの…」
85: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:40:57 ID:6p2HTXEo
男「ふーむ…みりんと人参、玉ねぎに牛乳か…」

男「ズバリ、カレーと見た!」

幼「い、いやその…肉じゃがでも作ろうかと思っているのだけど…」

男「へ?作ろうと思ってる?幼が作るの?おばさんじゃなくて?」

幼「う、うん。私、今、料理の、れ、練習中で」

男「へぇ、そうなのか」

男「ま、お前は昔から何でも出来る優等生だもんな」
86: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:41:44 ID:6p2HTXEo
男「幼馴染として、お隣りさんとして、俺も鼻が高いぜ!」

幼「そ、そんな事、全然無いよ、えへへ…」

幼「お、男は?晩御飯のお遣いなのかな?」

男「おー、実は今、俺ん家誰も居なくてさー」

幼「え?」

男「父ちゃんと母ちゃん、3泊4日の旅行でさ」

幼「そ、そうなんだ?そ、そうか、そうなのか」
87: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:42:27 ID:6p2HTXEo
男「ま、ピザでも取ろうと思ってたんだけどさ」

男「母ちゃんが自炊しろってうるさくてなー」

男「食費も自炊するギリのラインしか置いていかなかったんだよ」

男「小遣いから飯代出すのも癪だしな」

男「だからまぁ、安く済ませる為に、もやしでも買おうかと思ってなー」

男「俺、もやし炒めだけは上手に作れるからな、ははっ」
88: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:43:22 ID:6p2HTXEo
幼(こ、これはっ!)

幼(ありそうで無かった、千載一遇のチャンスなのでは!?)

幼(専業主婦のおばさんが家に居る時は不可能だった…)

幼(私の手料理を振舞うチャンス!)

男「んじゃ、俺もやし取ってくるわ」

幼(今こそ修行を積んだ料理の腕を振るう時!)

幼(頑張れ、私っ!)
89: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:43:56 ID:6p2HTXEo
幼「あ、あのっ!も、もし良ければっ!」

男「んっ?何だよ急に。大きい声だして」

幼「私が、ば、晩御飯を作ろうか?」

男「え?良いの?マジで?」

幼「お、男さえ良ければ…その…味は保証出来ないけども」

男「ははっ、そこは保証してくれよ」

男「てか、幼の事だから、すっげー美味い物食べさせてくれるんだろ?」

幼「誠心誠意、努力しましゅ……す」
90: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:44:32 ID:6p2HTXEo
男「じゃあ、材料費出すから、宜しく!」

幼「それじゃあ、私は別の買い物があるから、先に帰っていて」

男「荷物持ちくらいするよ」

幼「だ、大丈夫だから!夕方、男の家に行くね」

男「そうか?解った。んじゃ待ってるから」

幼「そ、それじゃ、また、後で、ね」
91: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:45:25 ID:6p2HTXEo
幼(やったっ!やったっ!!)

幼(これで、美味しい手料理を食べて貰えれば…)

幼(男も私の事を女の子として見てくれるかも!)

幼(こ、恋人同士に、なれるかも…)

幼(……)

幼「!?」

幼(いかんいかん、気を引き締めねば!)

幼(ウチの晩御飯は肉じゃがを作っておいて……男には…)
92: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:46:15 ID:6p2HTXEo


幼「さぁ、ど、どうぞ。お口に合うと、良いのだけど」
コトッ

男「……」

男「あのさ、幼」

幼「な、何かな?」

男「食べる前に一つ聞きたい」

幼「う、うん。何でも聞いて」
93: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:47:05 ID:6p2HTXEo
男「これさ……」

幼「あ、あの…味見はしたが、男の口に合うかどうか…」

男「いや、すげー美味しそうなのは、見ただけで解るんだけどさ」

男「これ、材料費いくらかかってんの?」

幼「そ、そこは気にしなくて良いから」

男「いやいやいや、て言うか、一般家庭の晩御飯に」

男「フランス料理のフルコース?」

男「なんで?」
94: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:48:18 ID:6p2HTXEo
幼「あ、あぁ。たまたま練習中だったんだ」

男「たまたま?フランス料理を?」

男「俺の幼馴染は実はフランス人だった?」

幼「そ、その…和洋折衷、何でも作れる様になりたくて、ね」

男「いやいやいや。さっきのスーパーでの会話の流れならさ」

男「肉じゃが出てくると思うじゃん!」

幼「そ、そうか?…そうか…男は肉じゃがの方が良かったか?」
ショボン
95: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:48:57 ID:6p2HTXEo
男「そんな事は無いけど…ビックリしたって事だよ」

幼「う…申し訳ない」
ショボボン

男「そんなにしょんぼりするなよ、責めてる訳じゃないし、な?」
ナデナデ

幼「!う、うん…」

幼(頭ナデナデされた…久しぶりだ…嬉しいっ!)

男「あー、勿体ないから、早く食べようぜ!」

幼「そ、そうだね」
96: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:50:09 ID:6p2HTXEo
男「それじゃ、取り敢えず一口、頂きます!」

幼「ど、どうぞ召し上がれっ」

パクッ
モグモグ

幼(…ドキドキする)

男「んがっ!!超うめぇ!!!」

幼「ほ、本当に?」
97: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:50:51 ID:6p2HTXEo
男「おう!なんだこれ、めちゃくちゃ美味い!変な声出るくらい美味い!」

幼「よ、良かったよ」

男「で、幼の分は?」

幼「え?」

男「久しぶりに一緒に御飯食べようぜ?」

幼「あ、あわわ、そ、その…い、良いの?」

男「当たり前だろ?一人分しか用意してないって言ったら怒るぞ?」
98: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:51:59 ID:6p2HTXEo
幼「う、うん、一応二人分作ってあるんだけど…」

男「じゃあ、一緒に食べようぜ」

幼「うんっ!」

幼(夢、叶ったり!)

幼(男に手料理を食べて貰えた)

幼(男に美味しいって言って貰えた)

幼(二人っきりで、一緒に御飯を食べられるっ!)
99: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:53:23 ID:6p2HTXEo
幼(夢でも良いけど、まだしばらく覚めないで…」


男「何が冷めないんだ?」

幼「はわわっ!?い、今の、声に出てた?」

男「しばらく冷めないでって、口に出してたぞ?」

幼「う、うん。前菜の次は、ス、スープだからね」

幼「で、でも、冷静に考えれば、温め直せば良いもんね?」
100: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:54:11 ID:6p2HTXEo
男「ん、そうだな。取り敢えずさ、なんか落ち着けよ、幼」

幼「わ、私は落ち着いているよ、割と」

男「そうか?何かまたあわあわしてるぞ?」

幼「だ、大丈夫だよ、男。それじゃ、自分の分を運んでくる」

男「ん。待ってる」
ニコッ
101: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:54:50 ID:6p2HTXEo
幼(あぁ、ここが天国なのか…)

幼(千葉県船橋市の築20年のマンションの502号室に、天国はあったんだ…)

男「おーい…また何か考え事か?」

幼「な、何でも無い!」
102: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:55:31 ID:6p2HTXEo


男「ふぅ…満腹だー。ご馳走様でした!」

幼「お、お粗末様でした」

幼「こ、後学の為に、感想を聞いても、良いかな?」

男「文句のつけ所が見つからねーよ」

男「本場のフランス料理なんて、知らないけどさ」

男「幼が作ってくれた、今日の晩飯は最っ高に美味かったぜ!」
103: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:56:36 ID:6p2HTXEo
幼「そ、そんなに褒められると、照れてしまうな、あ、あはは…」

幼(男に食べて貰う為に、一所懸命練習したんだよ)

男「そうだ!忘れる前に、材料費出すから、レシートくれよ」

幼「ん?い、いや…あの材料は元々ウチにあったんだ」

幼「だから気にしなくて良いよ」

男「そう言う訳にはいかんだろ」

男「最低でも半分、幼の手間も考えたら全額ウチ負担でも良いくらいだ」
104: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:57:26 ID:6p2HTXEo
幼「あぅ、あの…レシート無い…もう捨てちゃってて…」

男「じゃあ、大体で良いから、いくら位かかったんだ?」

幼「お、覚えて無い…申し訳ない…」

男「むー、それじゃいくら払えば良いんだ?」

幼「そ、それじゃあ……一つお願いがあるのだけれど」

男「ん?聞ける範囲なら何でも聞くぞ」

幼「な、何でも?そ、それなら…」
105: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:58:10 ID:6p2HTXEo
幼「お、お金は要らないから…」

幼「またっ!私の手料理を食べて欲しいっ!」

幼(ついに言った……言ってしまったー…)

幼(流石の男でも気付く…だろうか……)

幼(私の気持ちに……)

男「ん?あぁ!料理の練習台って事か?それなら大歓迎だぜ」

幼「……」
106: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:59:02 ID:6p2HTXEo
男「ん?違うのか?」

幼「…あ、あぁ、そうそう。料理の練習中だからね、私は」

幼「時には失敗してしまうかもしれないけれども」

幼「それでも、たまに、私の作った料理を…食べてみて欲しい」

男「大歓迎だけど、その時はちゃんとレシート取っておいてくれよ?」

男「こんな美味い物食べて、一円も払わないなんて、ありえねーからな?」
107: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 22:59:45 ID:6p2HTXEo
幼「ふふっ、次からは料金を頂く事にするよ」

男「ははっ、適正価格で頼むぜ」

幼(やっぱり気付いては貰えない…か)

幼(でも私は決して諦めない!)

幼(男が私の事を女の子として、見てくれるその日まで!)



この旗はしょっちゅう折れそうになりますが、
何とか踏みとどまっています

女の子は必死なのです
108: ◆L0dG93FE2w 2013/09/11(水) 23:01:12 ID:6p2HTXEo
あるところにそれはそれは見事に(主に恋愛関係の)フラグを折る女の子が居りました

多い日には10もの(主に恋愛関係の)フラグを折る事もあったそうな

そんな女の子が好意を寄せている

幼馴染の男の子もまた(主に恋愛関係の)フラグをへし折る名人だったのでした


お互いのフラグが折れずに
想いがかさなるのは、また別のお話し……


はたおりおさななじみ

おしまい





はたおりおさななじみ
元スレ

テーマ : 2ちゃんねる
ジャンル : サブカル

幼馴染「おりょこちゃんっ、らいしゅきっ!」【オリジナルss】

1: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/06(水) 21:48:04 ID:qF4u7mOI
幼馴染の部屋

男「…このお菓子うまいなー」

幼「ねぇ、おりょ、…おろこちゃん」

男「なんだい?」

幼「…あのね、おちょこちゃん」

男「どうした?」

男(…お猪口)

幼「おここちゃん…」

男「なんだ?」ニコッ

幼「…ふぇ」ジワッ

幼「…ちゃんと言えないよぉ…」グスッ
2: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/07(木) 00:18:22 ID:NxRBzC1o
幼「」グスグス

男(…可愛いな)

男「ふふ」ナデナデ

幼「…ふぇ」
5: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/07(木) 09:10:29 ID:NxRBzC1o
男「…どうしたの、幼ちゃん?」ナデナデ

幼「…あのね、わたし、ちゃんとおりょこちゃんのお名前呼びたいのに、すぐかんじゃって呼べないの…」

幼「ごめんね…おちょこちゃんが らいしゅきだからちゃんと呼びたいのに…」

男「…好き」カアアッ

幼「…ふわっ、しゅきって行っちゃったぁ…」

幼「…ちが、違うのっ!そういうことじゃ…」アセアセ

幼「あの…その…」

幼「ううぅ…」カアアッ

幼「…友達的というか…家族的というか…ふぇ…自分でもなに言ってるかよくわかんないよぉ…」

幼「…わたし、かちゅぜちゅ(滑舌)悪いから、大事なとこが台無しだよぉ…」
18: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 00:05:05 ID:67z18khI
男「…まぁ、小学1年生だし、もっと滑舌いいほうがいいかな」

男「国語とか大変だし…」

男「うーん…」

男「…僕と練習しようか?」

幼「…うん」
19: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 00:15:44 ID:67z18khI
幼「…そうだね、わたし、幼稚園卒業したんらもん」

幼「おねーさんらし」

幼「がんばらないろ(と)ね」

幼「」フンス

男「そうだね~」ニコッ
男(…幼稚園から、かみかみの幼。どうにかしてあげたいなぁ)

男(…噛んでるとこ、可愛いけどね)
20: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 00:56:04 ID:67z18khI
幼「…練習かぁ、なにするの?」

男「…そうだね」

男「早口言葉とかやってみようか」

幼「わたし、知ってるよ」

幼「巻紙のやつするね」

幼「赤まきみゃき、青まきみゃき、黄まきみゃきっ」

幼「できたっ」ドヤ

男「…ぜんぜんできてないよ、幼ちゃん…」

男「…まきみゃきってなに?」

男「…じゃあ、これは」

男「…赤パジャマ、青パジャマ、黄パジャマ…はい、言ってみて」

幼「うん」

幼「…赤ぱざま、おおぱざま、くぱざま」

幼「よしっ」

男「…よしじゃないよ、幼ちゃん…」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/11(月) 01:35:48 ID:vA6xVBiI
かわいい
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/11(月) 03:54:46 ID:aUTX9xRo
かわいい
24: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 14:59:36 ID:67z18khI
幼「おりょこ(男)ちゃん、わたし、がんばっらよ」ニパッ

男(…得意げでかわいいね、幼ちゃん)

男「…でもなぁ」

男「…うーん、ここまでのかつぜつかぁ…」

男「もっとかんたんなのにしようか」

男「…バス、ガス、爆発」

男「…簡単でしょ?」

男(…さっきから、かなりゆっくりやってるんだけどね)

男(僕もそんな早口言葉、得意じゃないし)

男「さぁ、言える?」

幼「言えるよぉ~」フンス
25: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 15:10:28 ID:67z18khI
幼「いっくよ~」

幼「ばしゅ、がしゅ、びゃくひゃつ」

幼「…いえたっ!」

幼「…どうっ?」ドヤ

男「…今まででいちばんヒドいよ…元の形がわかんないもん」

幼「えーっ?」

幼「自信あったのにぃ…」

幼「」シュン

男(…かわいい)

男「幼ちゃん、がんばってー」ニコッ

男「…もっかいね」

男「ガス、バス、爆発」

男「…どうぞ」

幼「…うーん…」

男「…どうしたの、幼ちゃん?」
26: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 15:27:01 ID:67z18khI
幼「…あのね」

幼「バス、爆発しちゃったらこわいよぉ…わたしたち幼稚園、バスで行ってたよね」
幼「…爆発しちゃったら、わたしも、おちょこちゃんも危ないもん」
幼「…おりょこちゃんがケガしたらやだよぉ…」

男「……」

男「…いや、これ早口言葉だから…」
男「…確かにコワイな…」

男「幼ちゃんは優しいね、僕の心配してくれるの?」

幼「…うん、わたし、おりょこちゃんがしゅきだから…」
幼「…あっ!?」
幼「…違うよっ…なんにもわたし言ってないんだよ…ホントだよ」アセアセ

幼「…あのね、あのね…」
幼「…早口言葉、もっと楽しいのにしよ?おちょこちゃん」
27: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 20:44:26 ID:67z18khI
男「…うん」

男(…ふふ、早口言葉とはいえ、一応心配してくれるわけだね…)

男(…僕のこと、好きなのも隠せてないところがかわいいし…)

男(…うれしいなぁ)

男「じゃあ、なにがいいかなー?」ナデナデ

幼「…あっ、なでなでらめぇ…」

幼「…はぅ」

男「…そうだねー」ナデナデ

男(…なでなで、楽しい)

幼「…ふぇ」
28: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 20:59:46 ID:67z18khI
男「幼ちゃんがいちばん好きな言葉で練習しようか」

男「…何がいい?」

幼「おちょこちゃん」

幼「わたし、おちょこちゃんらいしゅきらから」

幼「おりょこちゃん、いつもわたしにやさしくしてくれるから」

幼「ちゃんとお名前、言いたい」

男「…幼ちゃん」

幼「がんばるっ」フンス
29: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 21:28:06 ID:67z18khI
幼「…おりょこちゃん」

男「うん、落ち着いて」ニコッ

幼「おりょこちゃんっ」
男「うんっ、がんばれ、幼ちゃんっ」

……

幼「おろこちゃん!」
男「よしっ!さっきよりいいよ!」

幼「おちょこちゃん!!」
男「いいぞ!!いいぞ!!なんか近いっ!」

……

幼「おときょちゃんっ!!!」
男「…おしいっ!!がんばれ、がんばれ!!!」

……

男「……」

幼「」スゥ

幼「おとこちゃんっ!!!」

男「やったっ!!!」
30: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/11(月) 21:37:28 ID:67z18khI
幼「やったあっ!!!」

幼「言えたよっ、おとこちゃん!!」ピョンピョン

男「うん!!よかったねっ、幼ちゃん!!」ニコッ

幼「うんっ!!男ちゃん!!」ダキツキ

幼「」ギュー

男「…あっ」ギュッ
31: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 00:12:53 ID:v4mTZBbA
幼「えへへっ、男ちゃんらいしゅき」

男「…僕も好きだよ」ニコッ

幼「…あのね、わたしも男ちゃんも、まだ小一だけど」

幼「男ちゃんらいしゅきだからちゅき合いたいな」

男「…えっ!?」

幼「ちゃんと、男ちゃんの名前言えたら、好きだって言うつもりだったの」

幼「おとーさんとおかーさんがしゅきな人とはちゅき合うって言ってたよ」

幼「…わたしは、いつもわたしにやさしくしてくれる男ちゃんが大好き」

幼「…男ちゃんはわたしのこと好き?」

男「……」

男「…僕は…」
32: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 00:33:04 ID:v4mTZBbA
……


幼「…男ちゃん?」

男「ああ…」

幼「どうしたの空見てぼーっとしちゃって」

男「ん、いやね、昔を少し思い出してたんだ」

幼「…昔、どんなの?」

男「…おとこちゃん、らいしゅき」

幼「」ポッ

幼「…やめてよぉ、恥ずかしいから」

幼「わたし、昔、滑舌悪かったんだよね」

男「うん、でもそれが可愛かった」

幼「…えへへ、もうっ」

男「ふふっ」
33: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 00:36:06 ID:v4mTZBbA
次から本編?でしょうか
お付き合いどうも
おやすみなさい
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/12(火) 01:02:03 ID:MKtNmKkA
子供編終了か
期待
36: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 14:34:18 ID:v4mTZBbA
男「」キョロキョロ

男「…いつの間にか授業、終わってる」

男「5時間目から2時間か…」

幼「ずっとぼーっとしてたもんね、男ちゃん」クスッ

幼「だめだよ、もうすぐ学年末試験だもん。テストにでるところとか教えてくれたりするんだから」

男「…あははっ。…聞き逃したとこ、教えて?」

幼「もー、しかたないなー…いいよ」

男「ありがとっ」

幼「えへへ、どういたしましてっ」

幼「さっ、帰ろ?」

男「うん」
37: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 14:48:32 ID:v4mTZBbA
……

幼「はぁ…」

幼「…さむいね」

男「うん」

幼「……」ジッ

男「…じゃあ、僕と手繋ごうか?」

幼「ふふっ…わかってくれたんだぁ」ギュッ

男「」ギュッ

男「彼女の考えくらい読めなきゃね」ニコッ

幼「もうっ…こんなとこで恥ずかしいよ/////」

男「…幼ちゃんは手があたたかいね」

幼「男ちゃんもあったかいよ…ポカポカするもん」

男「それはありがと」

幼「えへへ~」
38: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 15:09:10 ID:v4mTZBbA
幼「明日はバレンタインだね」

男「そうだね」

男「…うちの高校は、何かの記念日で休みだけど…イケメン君がっかりだ」
幼「あはは…お家に押しかけちゃったりして」
男「かもね」

幼「わたしは男ちゃんに、今年もとっておきのチョコあげるね」ニコッ
幼「…もちろん、義理じゃないよ?」

男「わかってる」ニコッ

幼「去年は受験たいへんだったけど、今年は時間あるから楽しみにしてね。凝ったの作るから」

男「幼ちゃんのチョコ、美味しいから楽しみだよ」ニコッ

幼「うん、がんばるっ!」

幼「…あとね、そのお休みの日なんだけどね…」

幼「デートしない?」
39: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 15:22:43 ID:v4mTZBbA
男「…デートか…」

男「…もちろんいいよ。幼ちゃんとのデートだからね、断るわけがない」ニコッ

幼「ありがと、男ちゃん」ニコッ

幼「バレンタインがお休みなんて、とっても素敵だもんね」

幼「…デートはよくしてるけど、やっぱり特別な日には特別な思い出が欲しいよ」

幼「…特別な人とね」カアアッ

男「うん」カアアッ

男・幼「/////」

モブ大学生「……」

モブ大学生「…バレンタイン…そんな日もありました」

モブ大学生「」チッ
40: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 21:33:05 ID:v4mTZBbA
……

幼「じゃ、わたし一旦ウチに帰ってから、男ちゃんち来るね」

男「うん、待ってるよ」

……
41: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 21:46:26 ID:v4mTZBbA
男宅

幼「男ちゃ~ん、来たよ~」

ガチャ

幼「男ちゃん…」

幼女「…ふぇ?」

幼「ふぇっ!?」

幼女「…おねーちゃん、られ…?」
幼「…ちいさい…女の子…?」

幼女「ちらないひろら…」(知らない人だ)

幼「…えーと…あなたはだあれ?お名前は?」

幼女「…よーじょ、らよ」

幼「…幼女ちゃん、ね」
幼女「そうらよー。おねーちゃんは?」

幼「わたしは幼だよ。よろしくね、幼女ちゃん」ニコッ
幼女「ふぇ…よろしく」

幼・幼女「」アクシュ
42: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 21:51:34 ID:v4mTZBbA
幼「幼女ちゃん、かわいいね~」ニコッ

幼女「おねーちゃんもきれいらよ~」ニコッ

幼・幼女「♪♪」
44: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 23:44:39 ID:v4mTZBbA
男「あっ、幼ちゃん。いらっしゃい」ニコッ

幼「男ちゃん」

幼女「…おねーちゃん、おりょこちゃんとおろもらち(お友だち)なの?」

幼「わたしは男ちゃんの幼馴染で、彼女だよ」ニコッ

幼女「…かのりょ…むむむ~」

幼女「」プクー

幼女「かのりょはわたしだよ~」

幼女「わたしがおりょこちゃんと結婚するんらよっ!」

幼「…ふぇ?」

幼女「」エヘン
45: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/12(火) 23:57:42 ID:v4mTZBbA
幼「ほんとらのっ、おりょこちゃん!?こんなちっちゃい子が好きなの!?」

幼女「ほんろ(ほんと)らよー」

幼「おりょこちゃんがロリコンさんだなんて…」

幼「…いくらおりょこちゃんのためでも、小さくはなれないよぉ…」

男「…幼ちゃん、口調、移されてるよ」

男「あと、ロリコンって…」

男「…この子は幼女ちゃん。母さんの妹さんの子、つまり僕の従妹だね」

幼「…いとこさん?」

男「そゆこと」コクリ
47: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 00:16:29 ID:qf9fV9f6
男(動揺してる幼ちゃん、滑舌が昔に戻ってたな)

男(…可愛かったなー)

幼女「いとこで恋人ろうしだよっ」

幼女「わたしたちは愛ちあっれるのっ」

幼女「最近、ようちえんにはいったから、わたし、もうおとならもん。恋らってするよっ!」

幼女「」フンス

男「…この通り、懐かれちゃって」

男「…彼女のところは触れないで。否定すると怒るんだ」コソコソ

幼「わかった」コソコソ
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/13(水) 17:21:30 ID:qf9fV9f6
幼「…でも」

幼「わたしこの子に会ったことないよ」

幼「男ちゃんとずっと一緒にいるのに、…なんでだろ?」

男「会ったことはあるよ。でもその頃、幼女ちゃん、赤ちゃんだったからわかんないか」

男「…ほら」

幼「うん?」

……

51: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 17:32:15 ID:qf9fV9f6
……



男宅

幼「男ちゃんっ、遊ぼうっ!」タタッ

男「幼ちゃんっ」

赤ちゃん「ばぶっ」

幼「わあっ、赤ちゃんだぁ、かわい~」ニコッ

幼「…ねぇ、その子、だあれ?」
52: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 18:07:09 ID:qf9fV9f6
男「うん、可愛いでしょ」ニコッ

男「僕の従妹だよ。お母さんの妹さんの赤ちゃん」

男「おばさんとお母さんが用事だから、面倒見るように頼まれちゃって」

幼「…へぇ、そうなんだー」

幼「じゃあ、わたしも男ちゃんと一緒に、赤ちゃんのお世話するよ」

幼「わたしは男ちゃんの彼女だもんね♪お手伝いは当たり前だよ」

男「うん、そうだね。ありがとっ」

幼「えへへっ」

男・幼「」ニコニコ

赤ちゃん「……」ジッ

赤ちゃん「ぶ~」プクー
53: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 18:24:09 ID:qf9fV9f6
赤ちゃん「ばぶ~」プクー

赤ちゃん「むー」ムスッ

男「…あれ?なんか不機嫌になっちゃった」

幼「うん、みたいだね」

幼「…男ちゃん、赤ちゃん抱っこしてもいいかな?」

幼「赤ちゃん、あやしてあげたいの」

男「そうかぁ…じゃ任せるね」

男「ほら」スッ

幼「うん」ニコッ

赤ちゃん「むぅ~」

赤ちゃん「ぶぅ」ダキツキ

男「…離れない」

男「ごめん、幼ちゃん」

赤ちゃん「だぁ」ギュッ

幼「ううん、いいよ。懐かれてるんだね、男ちゃん」
54: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 18:47:32 ID:qf9fV9f6
(幼を出迎えたときから、男は赤ちゃんを抱っこしてます)

幼「赤ちゃんにも男ちゃんが優しい人だってわかるんだよ」

幼「だって赤ちゃん、とってもうれしそう」

赤ちゃん「だぁだぁだ」キャッキャッ

男「うん」

幼「わたしも赤ちゃんになって、男ちゃんに抱っこしてほしいくらい」ニコッ

幼「男ちゃん、あったかいもん」

男「」カアアッ

男「…ふふっ、そっか」
55: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 18:58:08 ID:qf9fV9f6
幼「…あっ、わたし、すごいこと言っちゃったぁ」ボソッ

幼「」カアアッ

男「……」

男「…でも赤ちゃんにはならないでよ」

幼「…え?」

男「幼ちゃんには僕の恋人でいてほしいから」

男「…なに言ってんだろ、僕は…忘れて」カアアッ

幼「…男ちゃん」ジワッ

幼「」ダキツキ

男「うわっ!?」

幼「わたし…いい彼女になるからね」

男「うん…じゃ、僕はいい彼氏になるよ」ギュー

男・幼「……」ギュッ

赤ちゃん「……」
56: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 19:07:12 ID:qf9fV9f6
赤ちゃん「…ふぇ」ジワッ

赤ちゃん「ふぇぇぇん!!」

男「うわっ!?」

幼「ふわっ!?」

赤ちゃん「ふえ~ん!!」

幼「…赤ちゃん泣いちゃったぁ!?どうしよう、どうしよう、男ちゃん!?」アセアセ

男「なんで急に泣き出したんだ!?」

幼「すごい泣いてるよっ」

赤ちゃん「ふぇぇぇぇん!!」
57: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 20:20:16 ID:qf9fV9f6
……

現在

男「…っていうの覚えてるかな?」

幼「あのときの赤ちゃん!?」

幼女「わたし、赤ちゃんらないよ~!」

男「思い出した?あの後も何度か会ってるんだけど」

幼「うん、大きくなったんだぁ」

幼女「」フンス

幼「確かにあのころから男ちゃん大好きだったよね」

男「…物心ついてるかわからないほど小さかったのにね」

幼女「覚えれるよ~、いつれいな~」

幼「男ちゃん、女の子にそれは失礼だよ」

幼「わたしはすごいちっちゃいときから、男ちゃん大好きだったもん」
58: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 21:09:00 ID:qf9fV9f6
幼「男ちゃんを大好きなキモチ」

幼「それはいつまでも変わらないよ…ずっと」ニコッ

男「…幼ちゃん」

男・幼「……」ジッ

幼女「……」プクー

幼女「わたしをほっろいれ、いいむーどになっちゃらめ~!!」
59: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 21:32:57 ID:qf9fV9f6
……

男「…僕は両親とおばさんから、幼女ちゃんを任されたんだよ」

男「前といっしょ」

幼「うん」

男「みんな忙しいみたいでさ」

男「…ごめんね。明日のデート、ふたりっきりにできないかも…」

男「…ほんと、ごめん…」

幼「…男ちゃん、気にしないで」

幼「いつでもふたりっきりにはなれるから」

幼「幼女ちゃんがひとりぼっちなほうが悲しいもん」

幼「それに三人のほうがにぎやかで楽しいよ、きっと」ニコッ

男「…ありがとう、幼ちゃん」

幼「さっ、みんなで遊ぼっ」
60: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/13(水) 23:44:36 ID:qf9fV9f6
幼女「なにして遊ぶー?」

幼「そうだねぇ…」

男「…とりあえず、お菓子食べながらテレビでも見ようか」
61: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/14(木) 00:01:44 ID:.NvKpuiM
男「お菓子取って来たよ。あと、飲み物」

幼「ありがと、男ちゃん」

幼女「ありがちょ」

男「幼ちゃんはオレンジジュースだね」コポポ

幼「えへへ、いつも飲んでるからね」

男「幼女ちゃんはリンゴジュース」コポポ
幼女「さすがはちがいがわかるおりょこちゃん」ニコッ

男「昨日よく飲んでたからね」

男「僕はコーラかな」コポポ

幼「わたしもあとでコーラね」

男「うん」
62: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/14(木) 00:11:50 ID:.NvKpuiM
男「座布団に座ろ」ポン

幼「えへへっ、うん」ポン

男「…幼ちゃんはやっぱり、僕の膝の上かな?」

幼「もちろんだよ~」ニパー

幼「ここはとっても落ちつくもん♪」

男「そっか、僕も幼ちゃんが膝の上にいると落ちつくよ」ニコッ

幼「えへへ~」

幼女「……」
64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/14(木) 00:57:02 ID:eZZE1oUM
乙です
ほのぼの感満載だと思います!
67: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/14(木) 23:32:15 ID:.NvKpuiM
幼女「うぅ~!」

幼女「だ~め~!!」ドン

男「うわっ!?」

幼「きゃっ!?」

幼女「おりょこちゃんのおひざの上には、わたしがすーわーるーのー!!」
68: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/14(木) 23:48:17 ID:.NvKpuiM
幼女「ここはだれにもわたさないからっ!!」

幼女「」ギュッ

男「……」

男「…幼ちゃん、大丈夫」

幼「うん、へいきだよ」

男「ごめんね、幼ちゃん」

男「…幼女ちゃん、だめだよ、乱暴なことしちゃ」

幼女「」ガオー

幼「ちっちゃい怪獣みたい…」

男「…確かに」

男「…膝の上でこんなにしがみつかれちゃって、これじゃどうにもならないや…」

幼「…幼女ちゃん」チョンチョン

幼女「」ガオー
69: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/15(金) 00:09:09 ID:OfuScLOI
幼「」スッ

幼「ポッキー食べる?」ニコッ

(男が持ってきたお菓子)

幼女「」ガオー

幼女「……」

幼女「おかしにつられるわたしじゃないもん!!」プイッ

幼「コアラのマーチもあるよ~」スッ

幼女「」ジュルリ

幼女「そんなこどもじゃないもんっ!!」

幼「…えいっ!」ササッ
幼女「…ふぇっ!?」パクッ

幼女「」パクパク

幼「…えへへっ…食べたね…おいしい?」ニコッ

幼「もっとあげちゃう」ササッ

幼女「」パクパク

幼女「……」
70: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/15(金) 00:19:28 ID:OfuScLOI
幼「えへへ♪」ササッ

幼女「む~…」パクパク

男「……」

男「不機嫌なのに、幼ちゃんに差し出されたお菓子食べちゃう幼女ちゃん可愛い」ニコッ

男「小鳥に餌付けしてるみたいな幼ちゃん、楽しそうで可愛い」ニコニコ

幼「えへっ♪」ササッ

幼女「…むむむ」パクパク
71: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/15(金) 00:36:03 ID:OfuScLOI
幼女「う~」

幼女「わたしはこんなこちょれ、おねーちゃんになついたりしないよ~!!」

幼女「まけないもん!!おりょこちゃんはわたさないもん!!わたしのかれしなんだもん!!」

幼女「」モグモグ

男「…ふふ…でも、お菓子は食べるんだ」
74: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/15(金) 17:05:03 ID:OfuScLOI
幼「…ふふっ、おいしそうに食べるねぇ、幼女ちゃん」

幼「わたしもポッキー、食べたいなぁ」

幼女「」スッ

幼「…ふぇ?」

幼女「…あ~ん」

幼「…食べさせてくれるの?」ニコッ

幼女「」コクン

幼「…えへへ、ありがと」

幼「♪」パクパク

幼女「……」

男「ふふっ」
76: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/15(金) 22:21:30 ID:OfuScLOI
幼「お菓子、ありがと」ニコッ

幼「…えへへ、幼女ちゃん、いい子だね~」ナデナデ

幼女「むぅ~」プクー

幼「…幼女ちゃんは可愛いねぇ」ナデナデ

幼女「らめ~!!こどもあつかいしちゃ~!!」

幼女「わたしはれでぃとしてのあつかいをようきゅうしますっ!!」

幼「わかったよー」

幼「幼女ちゃん、髪さらさら~。ほっぺ、ぷにぷに~」

幼「いいな~」ナデナデ スリスリ

幼女「わかってない~!!」

幼「♪」ナデナデ スリスリ

男「…仲良くなってきたね、ふたりとも…ふふっ」

幼女「らめ~!!」
77: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/16(土) 17:10:10 ID:zVCyOAm.
男「…おっ、テレビで猫の特集してる…可愛いな」

幼「ほんとだぁ。わたし、ねこちゃん大好き」

幼「幼女ちゃんはねこちゃん、好き?」

幼女「…うん、わたしもすき」

幼「そっかぁ」ニコッ
幼「わたしはマンチカンが好きだな~。丸っこくて可愛いもん」

幼女「…わたしはスコティッシュフォールド…耳がたれててかわいいから」

幼「…わかるよ、わかるよ。スコティッシュフォールドも可愛いよね」ウンウン

男(…あれ?なんか幼女ちゃん、大人しくなっちゃったな)

幼女「……」
78: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/16(土) 17:42:50 ID:zVCyOAm.
幼「♪」ナデナデ

幼女「…ん」

男(…なるほど…なでなでが気持ちいいわけね。さっきからずっとしてるからね)

幼女「んー…」

幼「…目を細めて気持ちよさそうな幼女ちゃん、ねこちゃんみたい」クスッ

幼「…ねぇ幼女ちゃん、わたしのひざの上に座らない?」ナデナデ

幼「わたしにも男ちゃんみたいに甘えてほしいな」

幼「わたし、幼女ちゃんみたいな可愛い妹がほしかったの」ナデナデ

幼「仲良くしようよ…だめ?」

幼女「……」
79: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/16(土) 21:25:43 ID:zVCyOAm.
幼女「……」スッ

幼女「」チョコン

幼「…ふわっ!?」

男「…幼女ちゃんが幼ちゃんの膝の上に座った…」

幼「…幼女ちゃん」ニコッ

幼「えへへっ」ギュッ
幼女「/////」

男「…これでもう大丈夫だね。ふふっ」
80: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/16(土) 21:41:13 ID:zVCyOAm.
男「僕の膝の上から幼ちゃんの膝の上に移ったかぁ…」

男「…始めは心配だったけど、大分打ち解けたな」

男「」ウンウン

幼「♪」ギュッ

幼女「/////」カアアッ
81: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 00:20:37 ID:l6SP7856
幼「ねぇ、幼女ちゃん、本読まない?」

幼「わたし、絵本とか好きで集めてるんだけど」

幼「どうかな?」ニコッ

男「確かに幼ちゃん、絵本好きだよね」

幼「もう子どもじゃないから、恥ずかしいかもしれないけど、わたし可愛いもの大好きなの」

幼「あとぬいぐるみとかもね」

男「女の子らしくて可愛いと思うよ」ニコッ

幼「えへへっ、ありがとっ、男ちゃん」

幼「ちょっと、本とぬいぐるみ持って来るから待っててね」トトッ

幼女「…待って」ギュッ
82: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 00:32:31 ID:l6SP7856
幼女「…わたし、えほんもぬいぐるみもしゅきだけど」

幼女「少女マンガがらいしゅきなの」

幼女「…おねーちゃん、もっれらら(持ってたら)みして」

幼「…えへへ、いっぱい持ってるよ、少女マンガ」

幼「いっしょに取りに行こ?で、幼女ちゃんの好きなの選ぼうよ」

幼女「…うん」(幼の膝から降りました)

幼「じゃ、手をつないで行こうね?」

幼女「うん…」ギュッ

幼女「…おねーちゃんの手、あったかい」

幼「幼女ちゃんもあったかいよ」ニコッ
83: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 00:41:22 ID:l6SP7856
幼「わたしの家、近いからすぐに行けるよ」テツナギ

幼女「うん」ギュッ

幼「男ちゃん、行って来るね」

男「行ってらっしゃい。気をつけてね、二人とも」

幼女「いっれきまーしゅ」

男「うん」
86: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 15:54:56 ID:l6SP7856
……

幼女「……」(幼の膝の上でマンガ読んでます)

幼「幼女ちゃん、たくさん文字が読めてすごいね~」ニコッ

幼女「うん。がんばっれおぼえらよ~」ニコッ

幼「えらいね~」ナデナデ

幼女「うん♪」

幼女「……」

幼女「れんあいってすてきらね」

幼女「まんがよんれるとおもうもん」

幼女「わたしもこいしてるよ~」

幼女「わたし、おりょこちゃんがらいしゅき。いっしょにいるとぽかぽかするから」

幼女「…幼おねーちゃんもおりょこちゃんこと、らいしゅきなの?」
87: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 16:21:51 ID:l6SP7856
幼「うんっ、大好きだよ」ニコッ

幼「ちっちゃなころからずっといっしょだったから」

幼「いっしょにいて、いつも楽しかったから」

幼「だから、男ちゃん、大好きっ」

幼女「…いっしょらね~」ニコッ

幼女「わたしもおりょこちゃん、らいしゅきだよ~」

幼女「すごくやさちいもん」ニコッ

幼「ほんとだよね~。優しいよね~、男ちゃん」

幼女「うんっ♪」

幼「幼女ちゃんもわたしも、男ちゃん大好きなんだねっ」

幼女「うん、おそろいだね~」ニコッ

幼「うん、おそろいだよ~」ニコッ
88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/17(日) 18:29:39 ID:FB1iNxH6
こんなの欲しいジュルリ
89: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 20:30:55 ID:l6SP7856
幼・幼女「♪」ニコニコ

男「…ふふっ、うれしいな」ニコニコ

男「…あんなに慕われちゃあねぇ」

男「……」

男「…ねぇ、ふたりとも」

幼「なぁに?男ちゃん」

幼女「おりょこちゃん、どうちたの?」

男「てい」ギューッ

幼「ふわっ!?」

幼女「はわわっ!?」

男「三人でぎゅっとだよ」ニコッ

幼「」カアアッ

幼女「」カアアッ

男「ふふ」ギュッ
90: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/17(日) 20:45:43 ID:l6SP7856
幼「/////」

幼「負けないよっ!ぎゅっとしかえしちゃうもん!!」

幼「」ギューッ

幼女「あっ」

幼女「わたしも負けないよ~!!」

幼女「」ギューッ

男「ふたりとも抱きしめちゃうよー」ギュッ

幼「わたしも、幼女ちゃんも男ちゃんもぎゅっとしちゃう」ギュッ

幼女「…おねーちゃんもおりょこちゃんもあったかい」ギュッ
男「だねっ」

幼「えへへっ、しあわせ~」

幼女「たのし~い」

男・幼・幼女「♪」ギュッ
91: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 00:40:11 ID:I2Mm7pZc
……

男「…さて、いつまでもぎゅーっとしてたいけど」

男「…そろそろご飯を作らないと。家族みんな留守だからね」

男「じや、キッチン行って来るよ」

幼「男ちゃんっ、わたしも手伝うよっ」

幼「ふたりで作ったほうが早いし、にぎやかで楽しいよ」

幼「いつも男ちゃんにはお世話になってるからね。何かお手伝いさせて?」ニコッ

幼女「わたしもてつらうよっ、おりょこちゃん」

幼女「わたしだっておとなだもん。おりょうりくらいできるよ~」

幼女「ママのおてつらい、よくしてるもん!」
92: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 00:46:30 ID:I2Mm7pZc
男「ふたりともありがとう」ニコッ

男「頼もしいや」

男「じゃあ、みんなでご飯作ろうか」

幼「うん、がんばろうね!男ちゃん、幼女ちゃん!」

幼女「がんばるぞ~!」フンス

男「ああ!」
93: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 17:41:35 ID:I2Mm7pZc
幼「…で、どんなご飯を作るの?」

男「…そうだねー」

幼「…せっかく来てくれてるんだし、幼女ちゃんの好きなもの作らない、男ちゃん?」

男「うん…幼女ちゃん、好きな食べ物は何かな?」

幼女「…えっとね、えっとね…わたしのしゅきなたべものはねー…いっぱいあるよー…」

幼女「…う~ん」ウデグミ

幼女「…むむむ~」

男「そんなに悩まなくてもいいんだよ?今、食べたいものを教えて」ニコッ

幼「幼女ちゃんは何食べたいの?」ニコッ

幼女「ふぬ~…」

幼女「…はんばーぐかな~」
94: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 18:10:31 ID:I2Mm7pZc
幼「ハンバーグかぁ…いいね」

男「だねっ」

幼女「…あちょ(あと)ね~」

男「ん?」

幼女「カレーとすぱげちーみーとそーすとたまごやき~」

男「…たくさんあるね…」

幼「もう全部作っちゃっおうよ、男ちゃん」

男「そうだね。…少しずつなら食べきれるようにできるだろうし…」

男「やっちゃえ!!」ニコッ

幼女「やっらえー!!」キャッキャッ

幼「えへへ~♪」

幼女「おりょこちゃん、ふろっぱら(太っ腹)ー!」

幼女「おりょこちゃん!らいしゅき!!」
95: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 18:23:56 ID:I2Mm7pZc
男「あははっ、僕も大好きだよっ」

幼「……」

幼「わたしは男ちゃんを愛してるっ!!」

男「…!」

男「…僕も愛してる…」ポッ

幼「…ふぇ」カアアッ

幼女「……」

幼女「わたしもおねーちゃんあいちれるっ!!」キャッキャッ

幼「わたしも幼女ちゃん、愛してるよ」ニコッ

幼女「おねーちゃん!!」ギュッ

幼「幼女ちゃん」ギュッ

幼女・幼「♪」キャッキャッ

男「…愛がいっぱいだな」ニコッ
97: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/18(月) 22:09:06 ID:I2Mm7pZc
……

男「…作る物が多いから、買い物の必要がありそうだな」

幼「うん」

男「じゃあ、材料買い出しに行こうかー」

幼「そうだね、行こっ」

幼女「みんなでおかいものー」ピョン

幼女「早く、いこー!!」キャッキャッ

幼「…幼女ちゃん楽しそう」ニコッ

男「だねっ」ニコッ
98: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 00:01:02 ID:sxZpYyb.
男「買い物行くなら僕と手をつなごうか、幼女ちゃん」

幼女「…えーとね…」

幼女「わたしはおねーちゃんとおりょこちゃんと、みんなで手をつなぎたいな~」

幼「そうだね。みんなでつなごうか」ニコッ

男「じゃあ、幼女ちゃんが真ん中だね」

幼女「おりょこちゃん」ギュッ

男「うん」ニコッ ギュッ

幼女「幼おねーちゃん」ギュッ

幼「えへへ…はい」ギュッ

幼女「じゃあ、行こー!!」ニコッ

幼・男「「おー!!」」
99: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 00:58:54 ID:sxZpYyb.
スーパー

男「…僕はこっちの野菜コーナー見てるから」

幼「わたしたちはこっちの肉コーナーにいるね」

幼女「うん」

……

幼女「かえたねー」

幼「……」ジーッ

幼女「…おねーちゃん、なにみてるのー?」

幼「…明日はバレンタインだからね…男ちゃんにチョコ作ってあげたいなって」

幼「チョコの材料見てるの。いいのないかなってね」

幼女「…ばれんたいん…すきなひとにチョコあげる日らね…わたししってるよー…ママがいってた」

幼女「…わたしもおりょこちゃんにチョコあげたいなー」
100: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 15:45:00 ID:sxZpYyb.
幼女「わたし、おりょこちゃんらいしゅきだもん」ニコッ

幼「…そっか、じゃあ幼女ちゃんもわたしとチョコ作る?」

幼女「いいの~?」

幼「いいよ。ふたりで作ったほうが楽しいもん」

幼女「わ~い♪おねーちゃんありがとー!」

幼「わたしも幼女ちゃんといっしょにチョコ作ったら、賑やかで楽しいと思うからね」

幼「わたしのほうこそありがとう、だよ」ニコッ

幼女「じゃあ、ちょこのざいろう(材料)えらぼーっ」

幼「うん。選ぼう」ニコッ
101: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 16:27:09 ID:sxZpYyb.
帰り道

幼女「わたしも にもつ、もつー」

幼「ありがと、幼女ちゃん。気をつけてね」ニコッ

男「幼女ちゃんはいい子だねー」ナデナデ

幼女「…わたし、子どもじゃないよー…でも、ありがとっ」

幼「…じゃ、みんなで手をつないで帰ろ?」

幼女「はーい」

男「うん」ニコッ

……

男「…こうやって三人で手をつないでるの、なんかいいな…」

幼「…だね」

幼女「うん」ニコッ
102: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 16:42:01 ID:sxZpYyb.
モブ娘「早く帰ってご飯ー。お腹すいたよー」

モブ父「そうだな…早く帰ろうな」ニコッ

モブ母「そしたら、おいしいのたくさん作るわね」

モブ娘「わ~い♪」

(三人は手をつないでいます)
104: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 17:16:28 ID:sxZpYyb.
モブ親子「♪」

男「…親子連れか…楽しそうだね」ニコッ

幼「……」ジー

幼「…ねぇ、男ちゃん」

男「…ん?」

幼「…わたしたちって…どう…」

幼「/////」

男「…なんだろ?」

幼女「……」

幼女「…わたしは二人のこどもじゃないのにぃ…」ボソッ
105: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 18:10:44 ID:sxZpYyb.
キッチン

幼「ご飯を作るよー!!」
幼女・男「おー!!」

幼「わたしが野菜を切るから、幼女ちゃんは洗ったり、皮を剥いたりしてね」

男「僕はお鍋と火を準備」

幼女「はーい♪」

幼女「おやちゃいあらうよ~」ゴシゴシ
幼女「そしたらむくよ」ムキムキ

幼「幼女ちゃん、うまいね~」
幼女「ママのおてつだいいつもしてるもん!」ニコッ

幼「えらい、えらい」ナデナデ
幼女「えへへ~」

男「…仲いいな~」ニコッ
男「…なんか似てるし」

幼『おりょこちゃん!らいしゅき!』

幼女『おりょこちゃん!らいしゅき!』

男「…ふふ」

男「…姉妹みたい」ニコッ
106: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 21:23:03 ID:sxZpYyb.
リビング

男「…できたな」

幼「うんっ、おいしそう」ニコッ

幼女「やったぁ」ピョン

男「ふたりともお疲れさま」ニコッ

幼「男ちゃんもね」

幼女「おりょこちゃん、おねーちゃん、ありがとっ」ニコッ

男「…それにしても結構あるな」

幼「食べ応えがあるじゃない」

幼女「わたし、いっぱいたべるー!」

幼「わたしも」

男「…じゃあそろそろ」

男・幼・幼女「「「いただきます!!」」」
107: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/19(火) 21:44:48 ID:sxZpYyb.
幼「幼女ちゃんは一昨日に来たんだ」モグモグ

幼女「きのうのまえだよー」モグモグ

幼「…じゃあ、まだこっちのことよくわかんないかー」

幼「まだこっちにいられるの?」

幼女「まだまだいるよー」

幼「じゃあ、いっぱい遊ぼうね。あちこち案内もするよ」

幼女「うん、おねーちゃんよろしくっ」ニコッ

男「とりあえず、明日はどうする?」

幼「そうだねー」

幼女「…あのね」

幼女「わたし、どうぶつえんにいきたいよー」

幼女「おりょこちゃん、おねーちゃん、…いいかなぁ?」

男「…動物園か」
108: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/19(火) 23:51:18 ID:sxZpYyb.
男「いいね、行こう」

男「最近行ってないから楽しみかも」

男「幼ちゃんもいい?」

幼「いいよ。わたしも行ってみたいもん」

幼女「やったぁー!!」ピョンピョン

男「幼女ちゃん、楽しそうだね」ニコッ

幼「えへへっ、わたしも楽しみ」

幼「…動物園デートになるね」ヒソヒソ

男「…うん」ヒソヒソ

幼「動物園は何度か行ってるから、わたしたちも行ってない所にする?」

男「そうしよう」

幼「…どこがいいかなー?」

幼女「どこー?」

男「ご飯食べながらゆっくり考えようか」ニコッ
109: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/20(水) 18:01:52 ID:mdwJ8SuM
……

男「…といったわけで○×動物園に決まりました」

幼「幼女ちゃんもそれでいい?」

幼女「…うん…たのしみ…」ネムネム

幼女「……」コックリ

幼「…幼女ちゃん、もうおねむなのかな?」

幼女「…ぜんぜんねむくないよー…」コックリコックリ

幼「むりしないで」ニコッ

幼女「…むりちがうー…」ネムネム

幼女「……」ウトウト

男「…寝床に運んであげよう」

幼「そうだね」クスッ
110: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/20(水) 18:28:00 ID:mdwJ8SuM
幼「かわいいね」

男「だね」

幼女「ZZZ」スヤスヤ

幼「ふふ…天使の寝顔…かな」

男「幼ちゃんも小さいころこんな感じだったよ」
男「もっと小さい赤ちゃんのときから、僕は幼ちゃんを知ってるからね」

幼「うん、生まれたときからいっしょだもんね、わたし達」
幼「ずっといっしょにいられてうれしいなぁ…」

男「…僕もだよ」ニコッ

幼「…あれ…それはつまり、わたしも天使ってことかな?」ニコッ

男「もちろん」ニコッ
幼「えへへ…ありがと、男ちゃん」

男「……」
男「」ナデナデ

幼「…あっ、なでなでしてくれるの?」

男「うん」ナデナデ
111: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/20(水) 18:32:59 ID:mdwJ8SuM
男「」ナデナデ

幼「…男ちゃん、なでなで気持ちいいね」

男「それはありがとう」ニコッ

幼「…男ちゃん」

男「なに?」

幼「明日楽しみだね」ニコッ

男「うんっ」ナデナデ
幼「えへへ」

幼女「ZZZ」スヤスヤ
112: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/20(水) 21:40:00 ID:mdwJ8SuM


幼「幼女ちゃん、幼女ちゃん」ユサユサ

幼女「…ふわ?おねーちゃん…」
幼「おはよう」ニコッ

幼女「…まだすごくあさはやいよ…」コスコス
幼「ごめんね、早く起こしちゃって…」

幼「でも男ちゃんがが起きる前にね」

幼「わたしの家でバレンタインのチョコ作らない?」
幼「昨日の夜にいっしょに作りたかったんだけど、ムリだったから」

幼「準備は結構できてるからすぐできるよ」
幼「許可も電話で取ったから」

幼「来て、いっしょに作る?」

幼女「…うん。作ろっ、おねーちゃん」ニコッ

幼「うん」ニコッ
113: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/20(水) 23:58:17 ID:mdwJ8SuM
……


男「…じゃあ、そろそろ出発だ」

幼「うんっ!!」

幼女「しっぱーつ!!」

男「…ところで朝テーブルにメモがあったんだけど、二人で幼ちゃんちでなにしてたんだい?」

幼「…ごめんね…今はないしょなの」

幼女「ないしょー」

幼「それは後のお楽しみだよ」ニコッ

幼女「ねーっ」ニコッ

男「…すっかり仲良くなっちゃって」

男「…ちょっと寂しいぞ」

幼・幼女「♪」
114: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 00:14:53 ID:aH8Nbttk
電車内

幼女「はやい、はやーい」

幼「ほんとだね」ニコッ
男「結構時間かかるけど退屈しなそうだね、幼女ちゃん」

幼「だね」

幼女「あれはなにー?」

幼「…あれはね」

男「…ふふっ」

男「……」

ちび幼『おりょこちゃんあれなに~?』
ちび男『…あれはね…』
115: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 00:29:13 ID:aH8Nbttk
幼稚園時代 通園バス

ちび男「わかんないや…建物?」(…多分なんかの建物かな…なんだろ?)

ちび幼「…おりょこちゃんでもわかんないの」

ちび幼「なんだったんだろ~?」

ちび男「幼ちゃんはなんでも僕に聞くよね?」

ちび男「大人の人じゃなくって」

ちび幼「…だっておりょこちゃんたよりになるよ~」ニパー

ちび幼「いつもわたしをたすけてくれるもん」

ちび幼「わたしおりょこちゃんがいるとあんしんするよっ」

ちび幼「もうすぐしょうがっこーにはいるけどいっしょにいたいな~」
118: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 21:18:33 ID:aH8Nbttk
幼「おりょこちゃんとずっといっしょにいたいなー」ニコッ

男「僕も幼ちゃんといっしょにいたいよ」

男「幼ちゃんいい子だし、可愛いし、いっしょにいて楽しいからね」ニコッ

幼「…わたしかわいいのー?」

男「うん、もちろん」

幼「おりょこちゃんありがとー」ニパー

幼「…えへへー」

男「…ふふっ」
119: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 21:57:25 ID:aH8Nbttk
幼「おりょこちゃんっ、らいしゅきっ!」ニコッ

男「うん」ニコッ

幼「……」

幼「…む~」
120: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 22:00:04 ID:aH8Nbttk
男「僕も大好きだよ、幼ちゃん」

男「…って、どうしたの?」

幼「むむ…」

幼「…うまくいえない…」
121: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/21(木) 23:45:32 ID:aH8Nbttk
幼「おりょこちゃんらいしゅきだからね…」

幼「おりょこちゃんのおなまえきちんとよんであげたいのに」

幼「…うまくいえないの」

幼「ごめんね…」シュン

男「いいよ」ナデナデ

男「ゆっくり言えるようになればいいよ」ニコッ

男「それにおりょこちゃんって、言い方可愛いし」ニコニコ

幼「も~、恥ずかしいよ~」プクー

幼「…でもありがと、男ちゃん」ニコッ

男「ふふっ…どういたしまして」

……

122: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/22(金) 00:00:55 ID:NSsC6ONM
ちょっと後

幼「…あのね…おりょこちゃん」

男「うん?」

幼「わたしさっき、おりょこちゃんらいしゅきっていったけど…」

幼「…それはないしょだよ」

幼「さっきのはなしなの…おねがい」

男「…えーと、あ、うん。わかった…」

男(…どういうことかな?)

幼「…きちんとおなまえよべたらこくはくするよ」ボソッ

幼「…まっててね、おりょこちゃん」フンス
……
123: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/22(金) 00:14:55 ID:NSsC6ONM
……

現在 電車内

男「…なんてことがあったなぁ」

男「…あのころからあんまり僕らの関係は変わってないな」

幼女「…おねーちゃん、ここはどこー?」

幼「この前の駅が…だから…ここは…」

幼女「おねーちゃん、おねーちゃん」ニコッ

幼「えへへー」ナデナデ

男「…幼ちゃんは大人になったんだなぁ。…すっかり、お姉さんの顔してるよ」

男「…好きな女の子とずっとそばにいられるっていいよね」

男「」ニコッ

幼・幼女「♪」
124: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/23(土) 00:24:40 ID:RkyWzyss
動物園

幼「着いたね、男ちゃん、幼女ちゃん」ニコッ

男「うん。ここは来たことないから楽しみだな」

幼女「やたー!!ろーぶつえん!!ろーぶつえん!!」ピョンピョン

男「ふふっ、テンションマックスだね」

幼「かわいいね」

幼女「はやくいこー!おりょこちゃん、おねーちゃん!!」グイグイ(引っぱり)

幼「…ふふっ、そんな急がなくってもだいじょうぶだよ」

男「まぁ…早く楽しみたい気持ちはわかるな」ニコッ

男「…じゃあ、行こうか」

幼「そうだねっ」

幼女「いっくよー!!」
126: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/23(土) 22:08:14 ID:RkyWzyss
……

男「何から見るかい?」

幼女「…う~んとね、う~とね…」

幼女「ふぬぬ~」

幼女「まよう~…」

幼「うんうん、悩むよね。わかるよ」ニコッ

幼「じゃあ、セオリー通り順番に回ろ」

幼女「うんっ」

男「」クスクス

幼「どうしたの男ちゃん?」

男「…幼女ちゃんの様子が、昔幼ちゃんが動物園に来たときにそっくりだったから」ニコッ
127: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/23(土) 23:51:15 ID:RkyWzyss
……

幼稚園時代 動物園

ちび幼「つぎはなにみるのおりょこちゃん?」

ちび男 「そうだね…」

ちび幼「ぞうさんがいいかな~…おはなながくてかっこいいもんね」

ちび男「うん、いいよね、ぞうさん」

ちび幼「…でも、らいおんさんもいいかも~。がおーって、はくりょくあるもん」

ちび男「やっぱりらいおんさんは見てかないとね」

ちび幼「でもでも…きりんさんはくびがかっこいいし、ぱんださんすごくかわいいよね…」

ちび幼「まようよぉ~…」

ちび幼「むむむ…」

ちび男「なやんでる幼ちゃんもかわいいなぁ…」
128: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/24(日) 00:08:44 ID:zg100e..
ちび幼「…う~ん」

ちび男「…あはは…迷わなくてもいいよ、幼ちゃん」

ちび男「今日はずっといられるんだし、全部見ちゃお?」

ちび男「まずは適当に回ろうよ」ギュッ

ちび男「さあ、家族みんながあっちで待ってるよ。行こうっ!」

ちび幼「うんっ!」 ニコッ

ちび幼「おりょこちゃんとろーぶつえん、わたしすっごくたのし~♪」

ちび男「僕も楽しいよ、幼ちゃんといっしょで」ニコッ

ちび幼「えへへ~」ギュッ

ちび男「ふふっ」ギュッ

……

131: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/25(月) 15:55:08 ID:wkxyNzEY
……

現在

幼「…覚えてるよ…なつかしいな…」
幼「そっか…わたしと幼女ちゃん似てるんだぁ」

男「うん」ニコッ

幼「通りで他人の気がしないと思ったよ」

幼女「おりょこちゃん、おねーちゃんはーやーく!!」キャッキャッ
幼「ふふっ」

幼「…それにしても男ちゃん、わたしとの思い出全部覚えてるんだね…うれしいな」ニコッ

男「ひとっつも忘れたくないんだよ、幼ちゃんとのこと…」
幼「わたしもぜんぶ覚えてるもの…わかるよ。ありがと男ちゃん」

男「幼女ちゃんのおかげで、ここのところ、大切な思い出をたくさん振り返れるよ…」
幼「…わたしも…幼女ちゃんに感謝だね」
132: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/25(月) 17:35:04 ID:wkxyNzEY
男「うん」ニコッ

幼「えへへ♪」

幼女「む~」プクー

幼女「」ギュッ

男「おわっ!?」

幼「きゃっ!?」

幼女「だからふたりだけでいい むーどらめー!!」

男「ごめん」

幼「そうだね、幼女ちゃん。ごめんね」ナデナデ

幼女「わたしをなかまはずれにしちゃいやっ!」

幼女「わたしもまぜるのっ!」ギュッ

幼「うん、もちろん」ギュッ

男「そうだねっ」ギュッ

モブ「…カップルが妹らしい女の子を抱きしめてる」

モブ「…なんだありゃ?」
133: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/25(月) 20:35:28 ID:wkxyNzEY
……

幼女「らいおんさん!らいおんさん!」

幼女「」ピョンピョン

幼女「ねぇねぇ、らいおんさんのタテガミはなんであるの~?」

幼「ん…えっと…なんでだろ…」

男「…男の子のライオンが女の子のライオンに、自分がかっこいいってアピールするため…だったかな」
男「タテガミはオス、男子にしかないからね」
男「タテガミが立派なほど格好いいライオンさんなんだよ」

幼女「わあ!そうなんだー」

幼「…なるほど」

幼「……」

幼女「…じゃあ、…は…なんで…」

男「…それはね…」

幼「…ふふっ」ニコッ
134: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/25(月) 20:48:02 ID:wkxyNzEY
ちび幼『おりょこちゃん、あれなに~?』

ちび男『あれはね…』

幼「…あんな感じだったなぁ」

男「…なにが?」

幼「わたしたち」ニコッ

男「うん」

幼「男ちゃんを質問ぜめにして…」

男「…僕は幼ちゃんに頼られてうれしかったよ」

幼「…ありがと」ニコッ

男「こちらこそ」ニコッ

幼女「つぎはどこいくの~?」
135: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/25(月) 22:01:39 ID:wkxyNzEY
……

幼女「きりんさんだぁ~。くびなが~い」

幼「かっこいいよね。わたしもキリンさん好きだよ」ニコッ

幼女「わたしもすきー♪おねーちゃんもいっしょだねっ」

幼「ねっ♪」

幼女「きりんさんはあんなにくびをながくして、なにをまってるのかな~」

男「…まってる?ななにか待ってるってことかな、キリンが?」

幼女「うん、くびをなが~くしてまつんでしょ?」

幼女「なにかまってるとくびがながくなっちゃうんでしょ?わたし、しってるよぉ」

幼女「」エッヘン

男「…ああ、なるほど…慣用句ね」
136: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 00:50:04 ID:XIWZwA72
男「…それは…」

幼「…それはね」

幼「…キリンさんは好きな人を待ってるんだよ…きっと」

幼「わたしや幼女ちゃんが男ちゃんを好きなことと同じように…」

幼「キリンさんにも大好きで、すごく会いたい人がいるんだよ…」

幼女「…ふぇ、そうなの?」

幼「…たぶんね」ニコッ
137: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 00:52:52 ID:XIWZwA72
幼「その人を待ってて、キリンさんあんなに首が伸びちゃったんだよ」

幼女「ふぇ…」
140: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 18:15:40 ID:XIWZwA72
幼女「…ふむむ」

幼女「きりんさん…」

幼女「おねーちゃん、きりんさんはしゅきなひとにあえたのかな?」

幼「きっと会えたよ」ニコッ

幼「幼女ちゃんも男ちゃんに会えたでしょ?」

幼「会いたいなって待ってれば、みんなきっと会えるんだよ」

幼女「うん」ニコッ

幼女「わたし、おりょこちゃんにあえるのたのしみらったもんね」

男「…ふむ」

幼女「きりんさんもまってるひとにあえたんだ~」

幼女「きりんさんっ!よかったねー!」

幼「」ニコッ
141: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 18:39:37 ID:XIWZwA72
幼女「♪」

男「あったかくて、ロマンある答えだよね、幼ちゃん」ニコッ

幼「適当なこと言っちゃったね」

幼「幼女ちゃん信じてるみたいだったから…思わず、ね」

男「いや、よかったよ」ニコッ

男「僕らもサンタさんとか本気で信じてたからね」

幼「ふたりでサンタさんに会って、たくさんプレゼント貰おうとしたんだよね」

男「…幼ちゃんの部屋で、いっしょに寝たふりして待ち構えてたんだよな」

幼「…結局寝ちゃったけどね、わたし達…」クスクス
142: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 20:30:13 ID:XIWZwA72
幼女「…で、さんたさんには会えたの?」ヒョイ

男「幼女ちゃん」

幼「…残念だけど途中で寝ちゃったから会えなかったの」

男「そうなんだよ」

幼女「わたしもきょねんクリスマスのよるがんばっておきてたけろ、さんたさんにはあえなかったよ~」

幼女「でもっ、ことしはがんばるっ!ぜったいさんたさんにあうっ!」フンス

幼「がんばってね」ニコッ

男「きっと今年は会えるさ」ニコッ

幼女「……」

幼女「ことしはおりょこちゃんとおねーちゃんとクリスマスしたいな~」
143: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 20:47:41 ID:XIWZwA72
幼女「ふたりともっといたいな…クリスマスも」
幼女「そのころにはわたしいえにかえってるから、むりかな…」

幼女「…おりょこちゃんたちともっろいたいよぅ」ジワッ

男・幼「……」

男「…大丈夫だよ」
男「また会いに来られるよ」

男「会いたい人にはきっと会える…だよね?」

幼「…そうだよ」

幼「それにわたしと男ちゃんからだって会いに行くよ」
幼「わたしたちだって幼女ちゃんに会いたいもん」

男「うん、もちろん僕らも会いに行くよ」コクッ

幼女「……」グスッ
幼女「わたしもおりょこちゃんとおねーちゃんにあいにいく、ぜったい…」
144: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 21:09:57 ID:XIWZwA72
幼「わたし、やくそくするよ」

男「うん、僕も約束だよ」

幼「わたしも。…じゃあ、みんなで指切りしようか?」

幼女「うん」コクッ

幼「ゆびきりげんまん♪」

男「うそついたらはりせんぼんのーます♪」

幼女「ゆびきった♪」

幼女「…これでやくそくしたからね。やぶっちゃだめだよ」

幼女「またあおうね」

幼「うん」ニコッ

男「もちろんだよ」ニコッ

男「…さっ、行こうか。まだまだ時間があるからね」

男「動物園、満喫しよう」

幼・幼女「「おー!!」」

幼「…指切り」ボソッ
145: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 21:38:38 ID:XIWZwA72
男「…てか、幼女ちゃん…まだ帰らないでしょ」

男「まだまだいられるんだから、今は今を楽しもうよ」ニコッ

幼女「うん」

幼「…そうそう、いっぱい思い出作ろうね」ニコッ

幼「あ!あっちにフラミンゴさんがいるよ。ピンクのきれいな鳥さんだよ」

幼女「…ふらだんす?」

男「フラミンゴ、だよ」

幼女「…ふれみんぐ?」

幼「フラミンゴ、ね」

幼女「ふらめんこっ!」

幼「おしい、おしいよっ」

男「あはは」

男「…突っ込みいれたくなるな」ボソッ
146: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 23:42:14 ID:XIWZwA72
……

幼女「ぞうさん、おっきいねぇ」

幼「迫力満点だね」

幼女「れも、めがかわいいの…やさしいめらよね」

男「うん、確かな知性を感じさせる目だね」

幼「そうだね~」

幼女「ぞうさんのおみみってはねみたい」

幼「そういえば確かにね…羽ばたけば飛べるかも」クスクス

幼女「とべるよー!わたし、しっれるもん」

幼女「らんぼのえいがでみたよ。おみみでパタパタしておそらとぶんだよ」

幼「ダンボの映画だね…わたしも好きだよ」

男「…あれか」
148: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/26(火) 23:56:01 ID:XIWZwA72
幼「…この象さんも夜とかの誰もいないとき、飛んでるのかな」ニコッ

幼女「…ふぁ~!?みたい~!!」

男「あはは、僕も見てみたいな」

幼「…そろそろお昼だね。ご飯にしようか」

男「うん」

幼「おべんとう作って来たんだよ」

男「幼ちゃんのお弁当美味しいから楽しみだな」

幼「男ちゃんや、幼女ちゃんの好きな食べ物も詰めてきたよ」

男「それは楽しみだね…幼女ちゃん、ご飯にするよ!おいでー!」

幼女「ぞうさん…とべるんだ…」

幼女「せなかにのれたらいっしょにとべるのかな…」ワクワク
149: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/27(水) 00:46:53 ID:CeQExzjQ
……

イタダキマース

幼「どうかな?」

幼女「…すごくおいしーよ」ニコッ
男「うまいとしか言えないね」モグモグ

幼「…よかったぁ」

男「この生春巻きとミニハンバーグが特においしい」
幼女「からあげとたまごやきもおいしいよー♪」モグモグ

幼女「幼おねーちゃん、からあげ、あーん」サッ

幼「…ありがと、幼女ちゃん」ニコッ モグモグ

幼「幼女ちゃんもハンバーグ、あーん」サッ

幼女「ん、おいしー」モグモグ

幼「…あっ、幼女ちゃん、お口汚れてるよ」フキフキ

幼女「ありがとー♪」

男「」ニコニコ
152: ◆yR5m.gSJc. 2013/02/27(水) 23:57:49 ID:CeQExzjQ
男「……」モグモグ

幼「男ちゃんにもあ~ん」サッ

幼女「あ~ん」サッ

男「ありがと、二人とも」ニコッ

男「…おいしいな」モグモグ

幼「えへへ」

幼女「えへへ」
153: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/01(金) 00:10:48 ID:LS.NS/JA
幼「…そうそう、男ちゃん、これ見て?」パカッ

男「…タッパーに…チョコケーキ?」

幼「ザッハトルテだよ」ニコッ

幼「幼女ちゃんと朝早く起きて作ったんだぁ」

幼女「うん、わたしとおねーちゃんとれがんばっれつくりました」

幼「幼女ちゃんはほんとにがんばってくれたよ。ありがと」ナデナデ

幼女「…えへへー、おねーちゃんにも…」ナデナデ

幼「えへへ、ありがとね♪」

幼「約束してたバレンタインのチョコです」
154: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/01(金) 00:19:39 ID:LS.NS/JA
幼「昨日から用意してたんだぁ。今年はとっておきのやつ作るっていってたからね」

幼「いっぱい勉強も下準備もしたんだよ」

幼「張り切って仕上げた力作なんだからねっ♪」

幼「わたしと幼女ちゃんの愛情がこもった逸品です。デザートに味わってたべてね」ニコッ

幼女「めしあがれっ♪」

男「…おおー…」
155: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/01(金) 17:02:22 ID:LS.NS/JA
男「さっそくいただくよ…」

男「」モグモグ

男「…おいしいな」

幼「ほんと!?…幼女ちゃんっ!おいしいって!!」

幼女「やたー!!」ピョン

男「甘さ控えめで優しい味だね…すごいうまい」
156: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/01(金) 23:50:40 ID:LS.NS/JA
男「幼ちゃん、幼女ちゃん、ありがとう」

幼「男ちゃんが喜んでくれてうれしいよ」ニコッ

幼女「わたしも~」ピョン

男「これはホワイトデイのお礼は力を入れないとね」

幼「えへへ…楽しみにしてるね」

幼「男ちゃんの作るお菓子おいしんだよ、幼女もお楽しみにね」

幼「…去年のホワイトデイなんかエクレア作ってくれたし、その前は苺ショートをね…みんなおいしかったなぁ…」

幼女「…わたしもたべたいな、おりょこちゃんのおかし…」

男「言ってくれればいつでも作るよ」ニコッ
157: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/02(土) 00:07:29 ID:nDqCfa.2
男「僕が食べたくなっても作るし」

幼「わたしも作れるよ、お菓子」

男「幼ちゃんもおやつ作るの上手だよね。このケーキも美味しいし」

幼「男ちゃんもね」ニコッ

幼女「わたしも二人がつくったおやつたべたいな~」

男「いいよ、さっき言った通りいつでもね」

幼「わたしも好きなときに作るよ」ニコッ

幼女「ありがと~、おりょこちゃん、おねーちゃん」ニコッ

幼女「…わたしはほわいろれー(ホワイトデイ)までいれないかもだもん」ボソッ
158: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/02(土) 21:40:28 ID:nDqCfa.2
男「僕もホワイトデイとは別にバレンタインチョコ、二人に用意したんだよね」

男「幼ちゃんのには負けちゃうかもだけど、去年よりはうまく作れたよ」

男「家にあるから帰ったら食べようね」

幼「うんっ。男ちゃんのチョコ、わたし大好き」

幼女「たのしみ~」

男「じゃあ午後も動物園を回ろっか」

……
159: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/02(土) 22:00:44 ID:nDqCfa.2
……

幼女「サイさん!サイさん!」ピョンピョン

幼女「トラさん、しましま~!」キャッキャッ

幼女「ゴリラさん、バナナ食べるの~?」

幼女「あれなに、あれなに~?」

……

幼女「わぁ~、ろーぶつえん(動物園)たのし~」タタッ

幼「…幼女ちゃん楽しそうだね」ニコッ
男「うん、来て良かったね」ニコッ

男「あんなに喜んでもらえるとね」
幼「こっちまで楽しくなっちゃうよね」

男「…今日、ちゃんとデートになってるかな?楽しめてる?」

男「僕は幼女ちゃんと三人で楽しいけど…幼ちゃんは…?」
160: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/02(土) 22:10:45 ID:nDqCfa.2
幼「わたしも楽しいよ」

幼「幼女ちゃんといっしょですっごく楽しい」ニコッ

幼「わたし、妹が欲しかったから、幼女ちゃんが妹みたいに思えるんだぁ」

幼「男ちゃん、幼女ちゃんと会わせてくれてありがとっ」

男「…そっか」

幼「さっ、行こうか?幼女ちゃん待ってるよ」

幼女「おりょこちゃん、おねーちゃんこっち~!」

男「うんっ!」

幼「今行くよー!」
161: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 00:15:28 ID:5x3dI.Ig
……


男「…日が暮れてきたか…」

男「今日はホント楽しかったな…」

幼「そうだね」ニコッ

男「幼ちゃん、幼女ちゃん、そろそろ帰ろうか?」クルッ

幼「そうだね…幼女ちゃん…」クルッ

幼「えっ!?」

男「…幼女ちゃん!?」

幼「たいへん!!男ちゃん!!幼女ちゃんがいなくなっちゃった!!」

男「…そんな…目を離した時間はほとんどないのに…」

幼「…どうしよう、どうしよう…男ちゃん…」アセアセ
162: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 00:28:32 ID:5x3dI.Ig
幼「幼女ちゃんすごく可愛い子だから心配だよぅ…」

男「とにかく落ち着いて…」

男「事務所に行って迷子がいないか、デパートとかでよくある放送とかで探してもらえないか、聞いてみよう」

幼「…うん」
163: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 14:23:13 ID:5x3dI.Ig
……



男「迷子センターにはいなかったね…」

幼「一応、放送はしてもらったけど…」

男「早く見つけなきゃな」

男「地道に探そうか」

幼「うん」

幼「…とりあえず、今まで行ったことある場所を回ってみよう?」

男「そうだね」
164: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 14:40:48 ID:5x3dI.Ig
……

男「あの、この子知りませんか?」(携帯の写メ見せる)

幼「すみません。探してるんです」

……

男「この子見かけませんでしたか?」

幼「はぐれちゃいまして…」

……

男「すみません…」

幼「あの…」

……


165: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 15:05:31 ID:5x3dI.Ig
ベンチ

幼「…幼女ちゃん、見つからないね」

男「…うん」

幼「もう、閉館時間が近いよ…幼女ちゃん、きっと心細い思いしてる…」

男「…早く見つけてあげたいんだけど…」

男「…いったいどこに」

幼「……」
167: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 16:36:11 ID:5x3dI.Ig
幼「あっ…」

幼「…あそこかな…」

男「…どこ?」

幼「…うん…」

……

168: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 16:55:27 ID:5x3dI.Ig
象の檻前

幼女「」スワリ

幼女「…まだかな」ジーッ

幼女「ひと、もうあんましいないよ…」

幼女「ねぇ、ねぇ…ぞうさん…」

幼女「……」ジー
169: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/03/03(日) 17:57:05 ID:UMOuSWkE
まさかの伏線
おつ
170: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 20:15:47 ID:5x3dI.Ig
幼女「けっこうまってるなぁ…」

幼女「」ブルッ

幼女「さむい…」

ファサ

幼女「…こーと?」

幼「あったかい?」ニコッ

幼「…探したよ?無事で良かった…」

男「幼女ちゃんはここで何してたんだい?…ずいぶん真剣に見えたんだけど」

幼女「…おりょこちゃん、おねーちゃん…」

幼女「……」

幼女「…ぞうさんがとぶところまってたの」

幼女「だれもいなくなればぞうさん、おそらとぶんだよね?」

幼女「…そしたらぞうさんのせなかにのせてもらうの…」
171: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 20:32:33 ID:5x3dI.Ig
幼女「そらがとべたらおりょこちゃんとおねーちゃんにいつでもあえるもん」

幼女「そうしたら、わたしがかえってもまたあえるもん」

幼女「…また…あえるんだもん」グスグス

男「……」

幼「……」

幼女「…うぅ…う…」グスグス

幼「」ギュッ

男「」ギュッ

幼女「…ふぇ」
172: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 21:23:25 ID:5x3dI.Ig
幼「だいじょうぶだよ…わたしも男ちゃんも幼女ちゃん、大好きだもん…」

幼「だからまた会えるよ」

男「うん、その通りだよ」ニコッ

幼「ぜったいわたし達からでも会いに行くし、いつでも待ってるから」

幼「だからへいきだよ」ギュッ

幼女「うん…」ギュッ

男「それにさ、離れてても気持ちはいっしょだよ」

男「幼女ちゃんは僕らのこと昔から好きだったよね」

男「その気持ちは変わらなかったよね」

男「だからずっと大丈夫さ」ギュッ

幼女「そうらね…」ギュッ

幼「そうだよ」ニコッ
173: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 21:34:46 ID:5x3dI.Ig
男「僕らも幼女ちゃん、大好きなんだから」ニコッ

幼「うん、だからへいきだよ」ニコッ

幼女「…わたしがすんでるところ、はなれてるよ」

男「平気さ」

幼女「おねーちゃん、おとこちゃん…」ギュッ

男「ふふ」ナデナデ

幼「えへへ」ナデナデ
男「…今、男ちゃんていったよね?」

幼「うん…ちゃんと言えてた」

幼女「…え?」
174: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/03(日) 23:46:10 ID:5x3dI.Ig
幼「男ちゃんの名前しっかり言えてたっこと」

男「もう一回呼んでよ」ニコッ

幼女「おとこちゃん…」ハッ

幼女「いえたぁ♪」

幼女「おとこちゃん、おねーちゃん、わたしちゃんとおとこちゃんのおなまえよべたよっ!!」ニコッ

男「僕もうれしいよ」

幼「幼女ちゃん、よかったね♪」

幼女「うんっ」ニパー

男「ふふっ」

幼「えへへ」

幼女「てへへ」
175: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 00:10:53 ID:5rc1Z96.
幼「さっ…そろそろ帰ろ?」

男「だね」ニコッ

幼女「うん」ニパー

幼女「…おとこちゃん、おねーちゃん」

幼女「ぞうさんはいつとぶの?」

男「象さんは恥ずかしがり屋さんだから、みんなが誰もいなくなった後飛ぶのさ」

幼「象さんたちが飛べるのはみんなにはひみつなの」

男「でも空を飛ぶのは楽しいから早く飛びたいんだよ」

幼「だから、象さんたちのためにも早く帰らないとね」

幼女「うん、わかった」ニコッ
176: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 00:23:58 ID:5rc1Z96.
幼女「ぞうさーん、ばいばい!」フリフリ

幼女「きょうはじゃましちゃってごめんね~」

幼女「でも、いつかなかよくなれたらそらをとぶところみせてね」ニパー

象さん「パォーン!」

幼女「こたえてくれた~♪」

幼「ふふっ、象さんも幼女ちゃんが好きなのかな?」

幼女「わたしもすきらよ~!ぞうさん、またねー!」

男「じゃあ、行こうね」

幼女「どうぶつさんたちー、ばいばーい!!」

幼女「またくるね~!!きょうはたのしかったよ~!!」フリフリ

♪♪(動物の鳴き声)
180: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 18:01:59 ID:5rc1Z96.
(三人で手をつないでます、幼女が真ん中)

男「…お腹すいたかい、幼女ちゃん?」

幼女「うん」

幼「今日もご飯、みんなで作ろうか?」

幼女「じゃあ、わたし、きょうもがんばるよ~」

幼「頼りにしてるよ、幼女ちゃん」ニコッ

幼女「うん!」フンス

男「ふふ」
181: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 18:15:09 ID:5rc1Z96.
帰りの電車内

幼女「ZzZ」スヤスヤ

幼「…幼女ちゃん寝ちゃった」クスッ

男「だね。一日中楽しんだもんな」ナデナデ

幼「わたしと早く起きてお菓子作りしたしね」

男「うん」

幼女「ZzZ」ニコニコ
182: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 18:27:24 ID:5rc1Z96.
幼「疲れちゃったよね…ゆっくりお休み」ナデナデ

幼女「…えへへ」

男「…僕も今日は楽しかったよ、いいバレンタインになったと思う」

幼「わたしもっ」ニコッ
幼「…幼女ちゃんのおかげだよね」
183: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 18:54:41 ID:5rc1Z96.
幼「幼女ちゃんいい子でいっしょにいると楽しいもん」

幼「…あとは」

幼「幼女ちゃんといると昔のわたし達を思い出すの」

男「うん」

幼「男ちゃんが言ってから気づいたんだけど」

幼「…口調とか性格とか雰囲気とか、自分でも似てると思うんだ、わたしと幼女ちゃん」

幼「もちろん違うところもたくさんあるけどね」

男「そうだね」

幼「だから昔のことたくさん思い出せて、すごく懐かしいきもちになれたんだよ」

男「…僕も懐かしくて暖かい気持ちになれたよ」

男「幼女ちゃんのおかげだよね」
184: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 19:06:25 ID:5rc1Z96.
男「うん、感謝しなくちゃ」

男「僕にとって幼ちゃんがどれだけ大切なのか、どれだけいっしょにいることが自然なことなのか、教えてもらったよ」

幼「…そうだね、わたしもいっしょだよ」

幼「わたしの思い出にはいつも男ちゃんがいた」

幼「わたしはこれからもそうあってほしい」

幼「…これからも、ずっと、ずっと、いっしょにいようね、男ちゃん」

男「…うん、もちろんずっといっしょだよ、幼ちゃん」
185: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 21:23:16 ID:5rc1Z96.
幼「わたし、ほんとにね…」

幼「男ちゃんだいすき」ニコッ

男「…!?」

男「」チュッ

幼「」チュッ

男「…ごめん、なんかそういう気持ちになっちゃって」

幼「…ここ電車内だよ…もぅ…この車両人いなくてよかった…」

幼「えへへ…ちゅー久しぶりだね」

男「…高校に合格した日ぶりだね」

幼「あれが初めてだったよね」

男「付き合ってるのに僕らってウブすぎだね」

幼「わたし達のペースでいいよ。ゆっくり行こ?」

男「そうだね」ニコッ

幼「もうずっと、いっしょにいるんだからね」
186: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 21:35:49 ID:5rc1Z96.
幼「…なんてったって」

幼「わたしをお嫁さんにしてくれるんだもんね」

男「…あのときの約束か…もちろんだよ」

幼「えへへ…ありがと」

男・幼「ふふっ」

男「…人がいない車両でほんとよかった…さすがにこのやりとりは恥ずかしい…」

幼「ほんとだね」

幼「次はもっといいムードになれるところでね」

男「うん」
187: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 21:47:14 ID:5rc1Z96.
幼女「…わたしもいっしょに」グイッ

男「幼女ちゃん起きたの?僕らのそでを掴んで…」

幼女「…わたしもおりょこちゃんとおねーちゃんとずっといっしょにいたい…」ムニャムニャ

幼「寝言だよ…かわいいね」ニコッ

幼「♪」ナデナデ

男「…幼ちゃんはいいお母さんになりそうだね…幼女ちゃんといるところ見てるとそう思うよ」

幼「あ、ありがと/////」

幼「…お母さんか」
幼「…うん」グッ

男「…やばい、今日はテンションがおかしい」
188: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 22:03:05 ID:5rc1Z96.
……


モブ女性「…ねぇ、見て」

モブ女性「微笑ましいわね…兄妹かしら?」

(幼女を真ん中に、互いにもたれて寝る三人)

男・幼・幼女「ZzZ」スヤスヤ

幼女「…あしたもたのしく…」ニコッ
189: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 22:10:16 ID:5rc1Z96.
幼女「おとこちゃんおねーちゃん、だいすき…」

……

190: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 22:17:15 ID:5rc1Z96.
ホワイトディ 男宅

幼女「おとこちゃん!おねーちゃん!」タッタッ

幼女「きたよ!!」

男「いらっしゃい」ニコッ

幼「まってたよ」ニコッ

幼女「えへへ」

幼(…わたし達は大好きな人達と毎日楽しく過ごしています)
191: ◆yR5m.gSJc. 2013/03/04(月) 22:21:54 ID:5rc1Z96.
……


告白時

幼「…わたしは、いつもわたしにやさしくしてくれる男ちゃんが大好き」

幼「…男ちゃんはわたしのこと好き?」

男「……」

男「…僕は…」

男「……」

『結婚したいくらい、幼ちゃんが大好きです』





幼馴染「おりょこちゃんっ、らいしゅきっ!」
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テーマ : 2ちゃんねる
ジャンル : サブカル

妹「おにい、お母さんが雪かきしてって」

1: 1 2012/02/02(木) 10:45:08 ID:qPLR9GYA
兄「うわ、いつの間にかめっちゃ積もってる」

妹「お父さんが帰ってきたとき車いれられないって」

兄「お母さんが言ったの?」

妹「うん」
2: 1 2012/02/02(木) 10:46:51 ID:qPLR9GYA
兄「俺に雪かきしてって?」

妹「うん」

兄「妹には?」

妹「…………」

兄「言ったんだね」
3: 1 2012/02/02(木) 10:49:02 ID:qPLR9GYA
妹「おにいちゃんのお手伝いして、って言われた」

兄「じゃあ手伝ってくれ」

妹「いっせんまんえんからぎろんしてやろう」

兄「こら」ポカ

妹「いたい」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 10:50:19 ID:MwuR2omw
この妹はぺろぺろしていい妹?
5: 1 2012/02/02(木) 10:51:46 ID:59c6Joow
兄「どこで覚えたのそんな言葉」

妹「おねえちゃんから」

兄「女……あいつめ」

妹「おにいになにか頼まれたらこう言いなさいって」

兄「…………」
9: 1 2012/02/02(木) 10:57:16 ID:1s6yjik6
兄「とにかく手伝って」

妹「いっせんまんえんは?」

兄「ないよ」

妹「えー」

兄「ドーナツ買ってあげるから」

妹「やった♪」
10: 1 2012/02/02(木) 11:01:13 ID:4VoholsI
ガラッ

兄「うおー真っ白だ」

妹「さむさむ」

兄「こら」ガシ

妹「さむい」

兄「ソッコーで家に戻ろうとするんじゃありません」

妹「えー」

兄「シュークリームもあげるから」

妹「しかたない」
11: 1 2012/02/02(木) 11:05:10 ID:IJWAi32Q
兄「じゃあ始めるか」

妹「うん」

兄「まず道具とらないと」スタスタ

妹「うん」ズボズボ
12: 1 2012/02/02(木) 11:07:27 ID:IJWAi32Q
兄「うわー道具も半分うもれてやんの」

妹「おにい、おにい」

兄「ん?」

妹「はまった」

兄「…………」

妹「ぬけない」

兄「…………」スタスタ
13: 1 2012/02/02(木) 11:10:49 ID:5.SUsh7E
兄「よ」ズボッ

妹「ぬけたー」

兄「まず妹用の道をつくらないといけないな」

妹「ばしゃうまのごとくはたらきなさい」

兄「……それも女から?」

妹「うん」

兄「はー……」
14: 1 2012/02/02(木) 11:12:58 ID:5.SUsh7E
妹「おにいがなにかしてくれた時のお礼として言いなさいって」

兄「あいつは……」

兄「まあいいや、ちゃっちゃと道つくるか」ザッザッ
16: 1 2012/02/02(木) 11:15:58 ID:ejZGT2aI
兄「よしできた」

妹「おおー」

兄「テキトーだけど沈まないだろ?」

妹「しずまない」ピョンッ

兄「よし」

妹「これからもそのついじゅうのしせいをわすれずに」

兄「待った、言わなくていい」
17: 1 2012/02/02(木) 11:19:11 ID:DhSrIeAc
兄 ザッザッ

妹「ふうふう」セッセッ

兄「だいじょぶかー」ザッザッ

妹「さむい」

兄「しかたない」

妹「さむいおにい」

兄「その言い方はだめ」
18: 1 2012/02/02(木) 11:21:19 ID:DhSrIeAc
妹「おにいさむい」

兄「まあいいか……」

妹「くしゅ」

兄「しかたないな、ちょっとおいで」

妹「ん」
19: 1 2012/02/02(木) 11:23:14 ID:DhSrIeAc
家の中


妹「雪かきやめるの?」

兄「んーん、これ」スッ

妹「ん?」

兄「貼るホッカイロだ」

妹「おお」
20: 1 2012/02/02(木) 11:24:59 ID:DhSrIeAc
妹「はってはって」

兄「ん、背中に貼るからコート脱いで」

妹「ん」スッ

兄「ほい」ペタ
21: 1 2012/02/02(木) 11:27:06 ID:DhSrIeAc
妹「あったかくない」

兄「ちょっとたったら暖かくなるから」

妹「うん」

兄「じゃあやろうか」

妹「いっせんまんえんから」

兄「ドーナツでしょ」

妹「うん」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:38:47 ID:jko8gxFY
兄 ザッザッ

妹「ふうふう」セッセッ

妹「おにい」

兄「ん?」

妹「おにいのが楽そう」

兄「ママダンプ?」

妹「うん」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:41:16 ID:jko8gxFY
兄「やってみる?」

妹「うん」スッ

妹「ううー」グッグッ

兄「…………」

妹「うおー」ズリズリ

兄「…………」

妹「おもい」

兄「やっぱり」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:45:31 ID:jko8gxFY
兄「ほら、スコップ」スッ

妹「うん」

兄「がんばろ」ザッザッ

妹「うん」セッセッ
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:48:09 ID:.TeXdajg
30分後


兄「もうちょっとかな」ザッザッ

妹「おにい」

兄「ん?」

妹「雪だるま」

兄「ちっちゃいね」

妹「うん」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:50:19 ID:.TeXdajg
妹「おにい」

兄「なに?」

妹「おにい」

兄「その雪だるまが?」

妹「うん」

兄「えらいえらい」

妹「ふふ♪」
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:54:06 ID:q.lNy42s
30分後


兄「だいたい終わったかな」

妹「終わった」

ズズ……

兄「あ」

ドサササー!

兄「屋根の雪が……」

妹「あー」

兄「またあそこやんなきゃ」

妹「うん」

兄「嬉しそうだね」

妹「うん」

兄「楽しくなったの?」

妹「うん♪」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:55:50 ID:q.lNy42s
さらに30分後


兄「終わったね」

妹「うん」

兄「戻ろうか」

妹「うん」
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 11:58:01 ID:q.lNy42s
母「お疲れさま」

兄妹「「うん」」

妹「がんばった」

兄「よく手伝ってたよ」

母「いいこね」

妹「ふふ♪」
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:00:37 ID:q.lNy42s
母「お風呂入っちゃいなさい」

母「寒かったし汗かいたでしょう」

兄妹「「うん」」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:03:15 ID:4VoholsI
風呂


兄妹「「ふー」」

妹「おにい」

兄「ん?」

妹「ドーナツね」

兄「うん」

妹「シュークリームも」

兄「うん」
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:05:06 ID:4VoholsI
兄「いい湯だった」

妹「あったかかった」

母「今夜は鍋よ」

妹「わーい」

兄「やった♪」
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:06:33 ID:4VoholsI
翌朝


妹「おにい、おにい」ユサユサ

兄「んー……」

妹「おきて、おきて」ユサユサ

兄「なんだよー……」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:07:51 ID:4VoholsI
妹「そとみて」

兄「うわ……一晩でまた積もったな」

妹「雪かきしよ」

兄「うん?」
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/02/02(木) 12:10:37 ID:PU.gsYDA
兄「お母さんが言ったの?」

妹「んーん」

兄「一千万円は?」

妹「いらない」

兄「ドーナツとシュークリームは?」

妹「今日はいい」

兄「楽しかったから?」

妹「うん♪」



おわり




妹「おにい、お母さんが雪かきしてって」
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幼馴染の作り方【オリジナルss】

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:31:16 ID:Oh0gxBsU
「今からでも幼馴染が、作れる?」

俺がその話を聞いたとき、半信半疑どころか「こいつ頭おかしいんじゃねぇの」とすら思った。

だってそうだろう、俺はもうすぐ二十歳になる。

年だけならもうすぐ立派な大人だ。

小さいころにお互いケッコンしようと約束をした友達なんているわけないし、ましてや特段仲のよかった女友達すら覚えにない。

そんな俺に、幼馴染?

ばかばかしい、ああ、ほんとばかばかしい。


「はい、その通りです」


でもそんな話に乗った俺はそれ以上にばかばかしくて、まだまだ立派な子どもだったんだろう。
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:32:04 ID:Oh0gxBsU
そのとき俺には好きなやつがいた。

女って言うんだけれど、どんなにアピールしてもこっちに振り向いてくれそうにない。

同じ大学の同じサークルだから、たびたび顔は合わせる。

だが、それだけだ。

俺が勇気を出して何度かメシに誘っても一度として乗ってこない。

それどころか、一緒に帰ろうと誘っても断られた。

さすがに諦めようとは思ったのだけれど、やはりどうしても諦めきれない。

しかし、『ストーカー』と言う単語もぐるぐると俺の頭を渦巻くのも事実。

だから俺は彼女になんらアクションを起こせずにいた。
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:33:44 ID:Oh0gxBsU
そういうことで、俺はどうしても彼女に取り付く接点がほしかったんだ。

不純だと思われるかもしれないが、俺は必死だった。


だって俺はこのままではあと一週間で女っ気のない二十歳を迎えてしまうのだから。


その日、そんなことを馴染みのラーメンの屋台の大将であるおじさんに愚痴っていた。

この大将は俺の父の弟、つまり叔父さんなわけで俺は中学生くらいのときからちょこちょこ店に顔を出していた。

なんとなく今日のラーメンは味がいつもと違うような気がしたのはそんな気の焦りのせいだったのだろう。

この日も愚痴を吐くだけ吐いて帰るつもりだった。

金を払って立ち去ろうと暖簾をくぐって歩き出すと、後ろから誰かに声をかけられた。


「話の彼女さんを幼馴染にしてみませんか?」


俺は耳を疑った。
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:34:44 ID:Oh0gxBsU
振り返って見るときっちりしたスーツ姿のお兄さんだった。

確かさっきとなりに座っていたお兄さんもスーツだったよなと俺は思い出す。

酔っている様子もなく至極事務的に淡々と彼は言葉を発した。


「幼馴染、今からでも作れますよ」


俺は思った。頭がおかしいか新手の詐欺かのどっちかだろうなと。

どちらにしてもやることは同じだ。


「いえ、幼馴染には困ってないので結構です」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:36:00 ID:Oh0gxBsU
「では、これに見覚えはありませんか?」


彼がポケットから何か取り出す。

黒く四角いよくわからないモノだった。

それがきらりと光ったのを見て、俺は全てを思い出した。


「お久しぶりです、旧友といいます」


こいつは小さいころにバカをして一緒に遊んでいた旧友だった。
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:37:16 ID:Oh0gxBsU
「あのころはバカだったよな、あのおっさんの家の壁に落書きしたり石投げ込んだり」

「よく親に連れられて謝りに行きましたよねぇ」

「いつもは甘い母ちゃんもあのときは怖かったなぁ」


公園の古びたベンチに腰かけ彼と話を弾ませる。

まさかこんなところで再会できるとは。


「でも戻ってきてたなら早く教えろよな」

「あの時は携帯も何もなかったじゃないですか」

「そういえばそうか、アドレス交換しようぜ」

「では送りますので名前だけで空メールでもください」


こんなやり取りの後、俺たちは本題に入った。
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:38:47 ID:Oh0gxBsU
「でさ、さっき言ってた幼馴染ってなんなの?」


旧友の目が真剣になる。


「信じてもらえないかもしれませんが、幼馴染が作れるんです。今からでも」


俺は唖然となる。

でも俺の記憶では、こいつはバカはやっても嘘をついたり人を騙したりするやつではなかった。

俺は彼にこう言った。


「それで女と付き合える可能性があるんなら、よかったら教えてくれ」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:40:23 ID:Oh0gxBsU
「まだ公表してない……というより、公表できない話なんですが」


そう前置きして、彼は話し始めた。


「例えば人から聞いただけの話を、まるでそれを自分が過去に経験したかのように脳が誤認してしまうことは実際にあることなのです」


彼が言うには脳の海馬や大脳皮質などを一時的に混濁させ、作りもののエピソードを一気に照射すれば偽の記憶を作ることができるということであった。


「それを利用すれば」

「幼馴染ができる……ってわけか」


彼は頷いた。


「そして私どもはその薬を無事開発することに成功しました」


そういえばこいつ頭だけはよかったんだっけなんて俺はぼんやり思い出した。
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:42:17 ID:Oh0gxBsU
「もし信じてもらえたら携帯に連絡をください。それからこの話は私たちだけの秘密ということで」


また会いましょう、と告げ彼は去っていった。


その夜は夏にしては比較的涼しかったのだが、関係なく俺は一晩中目が冴えていた。

彼女と幼馴染だったということは俺にしてみれば大きなアドバンテージになる。

どんなに印象が最悪でも思い出しさえすれば仲良くなれるのは定番だ。

これなら。でもそんなこと。


そんなことを考えすぎて俺はよくわからなくなってきていた。

明日サークルで会ってから決めればいい。

だから今日は寝よう。


そう自分に言い聞かせてもやっぱり眠れなかった。
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:43:48 ID:Oh0gxBsU
結局俺は徹夜でサークルへ向かった。

俺は学園祭でのサークルの出し物を話し合っている最中、寝不足でボーっとしていたせいか椅子に座り損ねてこけてしまった。

それは皆の笑いのネタとなった。

だがひとりだけ冷静に、つまらないというような様子で俺を見ているやつがいた。

女だ。

それはもしかしたら俺の思い過ごしだったのかもしれない。

でもそのときの俺にはそんなことを考える余裕はなかった。

俺は意地でもあいつに態度を改めさせたいと思った。

出し物は劇に決まった。

そして残りは明後日決め、その後はサークルも二週間の夏休みに入ることが決まってしまった。

家に帰ってすぐ、俺は登録したばかりの番号に電話をかけた。

彼はツーコールで電話に出た。
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:44:59 ID:Oh0gxBsU
「今から会えるか、昨日の話だ」

「もうすぐ仕事が終わりますので、午後六時に昨日の公園でどうでしょう」

「わかった」


俺は電話を切ると、時計を見る。現在時刻は午後五時。

なんだか落ち着かなくて、俺は一足先に公園に向かった。

いつの間にか眠気はなくなっていた。

峠を越えたのか、それとも今からの話に脳が興奮しているのだろうか。
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:46:05 ID:Oh0gxBsU
一足先に着いた公園には誰もいなかった。

明るいうちに改めて見たこの場所は、昔俺がよく遊んだ公園だった。

今では撤去されたのかブランコやシーソー、ジャングルジムなど遊具はなくなっていたが確かに水飲み場と砂場には面影があった。

昨日座っていたベンチにもう今日もまた座る。


「お待たせしました」

「ふぇっ!?」


思わず変な声が出た。いつの間にか彼が目の前に立っていた。

慌てて携帯で時間を見ると六時を数分過ぎた時間だった。
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:47:09 ID:Oh0gxBsU
「……ということですが、大丈夫です?」

「……ああ、大丈夫だと思う。多分」


彼は心配そうな目でこちらを見ていた。

ちょっと眠ってしまったせいだろうか。集中力がもたない。

彼は紙とペンを出して何事かを書くと、俺に手渡してきた。


「ゆっくりお読みください、質問があったらどうぞ」


どうやら要点をまとめてくれたようだ。

俺は受け取った紙に目を落とした。
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:48:18 ID:Oh0gxBsU
『幼馴染のポイント

ストーリー展開
・出会ったきっかけ
・お互いの関係
・印象深いエピソード
・どうして今まで忘れていたのか(思い出すきっかけ)

注意
・元の記憶と大きな矛盾がないようにする
・同じ学校など、アルバムなどに証拠が残るものは避ける
・凝った設定よりありきたりな設定が望ましい

うまく活用して楽しい幼馴染ライフを!』



「ストーリーは俺が考えるのか?」

「ええ、あなたの方が対象に詳しいので。もちろん多少は確認させていただきますよ」


俺は公園を見渡し思いついたことを口にした。
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:49:30 ID:Oh0gxBsU
彼はメモを取りながら時々相槌を打つ。

最初さえ思いつけば思っていたよりすらすらとストーリーができていく。

なんせ、昔の記憶と言う設定だ。多少あいまいでも問題はない。


そんなわけで俺が作ったストーリーはこんなものだ。

・小学校低学年のころこの公園に来たとき出会って話が合って仲良くなった
・公園で会っては一緒に遊んだ(一年近く関係は続いた)
・一度『遊具は俺たちのものだ』という上級生に立ち向かい負けたが彼女はそれをかっこいいと思った
・その後急に俺が公園に来なくなった(負けたのが恥ずかしかった、と言う設定)
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:50:42 ID:Oh0gxBsU
「なかなかいい設定ですね。ですが、思い出すきっかけはどうしましょう」

「来月、学園祭の出し物が劇に決まったんだ。それで、練習のために明後日みんなでこの公園に来るよう提案しようと思う」

「それで、ここに一緒に来たら思い出した……ということですか」


彼は少し考えた後頷いた。


「わかりました、そのように設定しておきます。明後日となると厳しいですが友人として全力をつくします」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:52:04 ID:Oh0gxBsU
「そうか、準備もいるのか。大丈夫なのか?」

「昔の記憶ですしどこかから似たような画像を数枚用立ててきます。あとは多少文字にしてごまかしても平気でしょう。お急ぎのようですし」

「そんなものなのか。そういえば、料金とかいらないのか?」

「その話はするつもりでした。わが社はみな成功報酬形式でやっています。まだまだ信頼商売ですからね。みんな太っ腹にお金を払ってくれますよ」

「ちなみに、どのくらいだ」


彼はさらさらっと数字を紙に書き僕に見せた。

俺と旧友は固い握手を交わした。そしてお互いニヤりと笑った。
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 19:53:42 ID:Oh0gxBsU
「ではそのメモはお返しください」


彼はそう言って彼は俺から紙を取り上げると、ライターで火をつけた。


「すいません規則ですので」


めらめらとだんだん灰になっていく紙を見つめる。

辺りはだいぶ暗くなっていて、その揺らめく炎を見ているだけでなんだかやる気がみなぎってきた。


その晩は疲れもピークだったのかぐっすりと寝ることができた。
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 20:02:45 ID:8SCakFFE
ストーリー展開がいいな
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:43:49 ID:Oh0gxBsU
八月の一週目、大学は夏休みに入ったばかりだというのに俺には何も予定がなかった。

アイスを食べ、扇風機に当たり、セミの鳴く音を遠くに聞きながら惰眠をむさぼる。

そんな非生産的な一日。それがいつもの俺の一日。

そんな日々とも今日でお別れかもしれないと思うと少し感慨深いものがあった。


明日は失敗なんてできない。そう思い俺は早めに床に着いた。
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:45:04 ID:Oh0gxBsU
携帯のアラームが鳴る直前に目を覚ましてしまった。

朝の占いで獅子座が一位だった。

朝食の卵が双子だった。

そんなことでなんとなく運がついてきているような気がしてきた。
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:45:43 ID:Oh0gxBsU
今日のプランを確認する。

午前中に公園により彼から道具を受けとる。

話し合い中に出る水分を俺が準備し、薬を彼女の飲み物に忍び込ませる。

心苦しいが、毒を混ぜるわけではないと自分に言い聞かせる。

劇の練習場にあの公園を立候補させる。学校から近く広くて人目もなく丁度いいはずだ。

正直あそこより適当な場所は僕には思い浮かばない。

そして彼女に映写レンズを見せる。

これだけだ。
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:47:57 ID:Oh0gxBsU
早めの昼ごはんを食べ、公園に向かう。

約束の時間よりも少しはやめの到着だ。

しかし、到着した俺は予想外の人物を目にすることとなった。


女だ。公園で散歩をしているのか。

俺はそのままなんでもないようにそこを通り過ぎようとした。

でもそこで俺はふと思いなおした。これはチャンスかもしれない。

前もってそんなことを匂わせておけば、計画がもっとスムーズに行くのではないだろうか。

俺は自転車を止め、公園に、彼女に向かって歩いていった。
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:48:52 ID:Oh0gxBsU
「こんにちは、散歩?」

「あら、こんにちは。そう見えるならそうじゃないかしら。あなたは?」


少し苦々しげな彼女の口調。だが計画のことで頭がいっぱいな俺は気づかない。


「懐かしくなってちょっと、ね。昔は遊具とかもっとあったのになぁ」


彼女は少し驚いた表情を見せ、珍しく話に乗ってきたのだった。


「あなたもここに思い出があるのね。まぁ、昔はたくさんの子どもたちの遊び場だったのよね」

「あそこにはシーソーがあって、あそこはブランコ。ブランコ前ではよく子どもが駄々こねてたっけ」

「うんうん。あそこにはジャングルジムがあったのよね。好きだったのになぁ、私」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:49:39 ID:Oh0gxBsU
「何で撤去なんてしちゃったのかしらね」


彼女はとても悲しそうに呟いた。


「……ほんとだよね」

「小さいころ、小学校に入学してすぐだったかしら。上級生が遊具を占領しちゃって。そのころとっても仲のよかった男の子がいたんだけど、上級生とケンカして……」


俺は顔が青ざめていくのが分かった。彼女はそんなことには気づかず話を続ける。


「で、負けちゃったの、その子。それ以来かなぁ、彼をいつしか探しちゃってるのよねぇ……名前も思い出せないくせに」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:50:56 ID:Oh0gxBsU
そうだ。

思い出してしまった。

あれは作り話なんかじゃなかった。

それは俺の思い出だったんだ。

でも立ち位置は違う。

あの日俺は確かにその光景を遠巻きに見ていた。

俺と同学年くらいなのに上級生に無謀にもケンカする彼を、かっこいいと思って見ていたんだ。


「じゃあ、そろそろ私帰るね。あなたそんなに悪い人じゃなかったのね。また昼に!」


俺は立ち尽くすだけでろくに返事もできなかった。
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:52:17 ID:Oh0gxBsU
「お待たせしました」


気づいたら彼が目の前に立っていた。

なんかこいつと会うときはいつもこんなだな、なんて苦笑いする。


「これが薬です、粉薬となっています。服用三十分後から効果が現れ……」


彼は熱心に説明していたが、俺はあまり集中できなかった。

彼が渡した映写機はストラップタイプでチェーンがついており、シーソーの形をしていた。

なるほど、これなら彼女が思い出すきっかけとして違和感は少なそうだ。


そんなことを他人事で考えていた。
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:53:18 ID:Oh0gxBsU
「男さん、聞いてますか」


彼に名前を呼ばれてはっとする。完全に意識が飛んでいたようだ。


「あなたの成功を、昔からの友として願っています。必ず幸せを手にしてくださいね」

「……おう、サンキュ」


ここまでお膳立てをされたんだ。やるしかない。

よく考えればこれは状況としてよくなったんだろう。

彼女は確かに言っていた。

『探しちゃってるのよねぇ……名前も思い出せないのに』と。
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:54:27 ID:Oh0gxBsU
誰もいない部室に到着した。

当たり前だ、集合時刻より三十分は早いのだから。

こんな夏休みだ。好きこのんでこんな早く部室に来るやつはいない、俺のように何か目的でもない限り。


最初に来た人が準備を進める手はずだ。

俺は一人で机を並べ、椅子をセットする。

次第に一人二人と部員がやってくる。

俺は頃合を見計らって飲み物の準備をした。

決まっているわけではないがいつもみんな同じ席に座るため、薬を混ぜたお茶を彼女の席に置くのはそんなに難しいことではなかった。
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:56:39 ID:Oh0gxBsU

「じゃあ次に練習場所だけど」


やっと来た。数秒間待ち、意見が出ないのを見て俺は手をあげる。


「そこの広い公園はどうでしょう」

「公園?……あったかしら」


疑問の声があちこち上がる。あるいは「なるほど」と言う声。


「ではこの後ちょっと見て帰ります?すぐそこですし」

「じゃあそうしましょう。次は配役ね……」


やった。

ちゃんと彼女がお茶を飲んだのは確認できている。

後は彼女にこれを見せるだけだ。

そう思いながら俺はキーホルダーを軽く握った。
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:57:49 ID:Oh0gxBsU

「ではここまでにしましょう。えっと、男君案内お願いできる?」

「はい」


もう一度ちらりと映写機を確認する。そしてみなを引き連れて公園へ向かった。

歩いても十分とかからないそこ。自転車では五分もあれば全員到着した。


「広さも十分だし、何より近い。やるじゃない男君」

「人も少なそうですしね」


みんな感心してくれてちょっとむずがゆかった。

たとえ俺には別の目的があったとしても。
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 21:59:57 ID:Oh0gxBsU
自然体を繕って彼女に話しかける。彼女だけ離れて公園を眺めていた。


「反対、だったか?」

「え、なにが?」

「この公園で劇の練習すること」

「そんなことはないわよ。この公園がまた賑わえばいいなって思ってたし。それより午前中から考えてたの?ここ提案しようって」

「ん、議題が出たときそういえばこの公園なんかぴったりだって思いついただけだよ」


少し焦りながらも受け答えをする。
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 22:00:53 ID:Oh0gxBsU
行動に移すなら今だ。勇気を振り絞る。


「そっかそっか。なんにしてもここが有効に使われることはいいことよね」

「……なあ、女。ちょっとこれ見てくれよ」


僕はシーソー型のキーホルダーの小さなレンズを彼女の目に向けた。
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 22:01:45 ID:Oh0gxBsU
彼女の動きが一瞬止まった。

そして、彼女は驚いたように眼を見開き言った。

「えっ、男君……?」

「ど、どうしたの?」

「まさか、男君が?……嘘、でしょ?」


効果はあったようだ。できるだけ堂々と畳み掛ける。


「俺がどうかしたのか?」

「う、ううん。なんでもない」


そう言うと彼女はみんなの中に走っていった。
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/08(金) 22:02:58 ID:Oh0gxBsU
やった。

俺の中には達成感と少しの不安が混ざっていた。

はやく。

早く効果を知りたい。

そんな風に心がせかして来るのをぐっとこらえる。

まだ焦ってはいけない。一日置くのだ。

一日の時間を経て俺への気持ちをしっかりさせた後様子を探り、好感触だったら告白する。

最悪彼女の記憶を切り札にすればいい。

これが俺の立てたこの後のプランだ。
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:03:55 ID:uN6BmYwE
誰かが時間の動きを遅めたのではないだろうか。

さっきから一向に時計の針が動かない。


早く時間よ進んでくれ。そう祈っているとき、いきなり携帯に着信があった。

俺はなぜか慌てながら手に取る。

見てみると旧友からのようだ。
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:05:14 ID:uN6BmYwE
「もしもし」

「こんにちは、首尾はいかがですか」

「上々だと思う、ありがとう」

「それはよかったです」

「早く明日になれと思ってるくらいだよ」

「残念ながらわたくしどもは未来まで取り扱いはしておりませんので」


彼の軽いジョークに緊張の糸が切れたのか笑いがこみ上げる。
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:06:21 ID:uN6BmYwE
「ありがとな。明日がんばるよ」

「どういたしまして。がんばってくださいね!」


ツー、ツー。と電話が切れた音。

その音を、目をつぶって三秒ほど聞いた。


心配しても仕方ない。俺はこの夕方とはいえ三十度を越す気温の中、家を飛び出してジョギングを始めた。
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:07:37 ID:uN6BmYwE
後の祭り、と言うべきか。

この場合後悔先に立たずかもしれない。

そこには汗をだらだら流しながら、決死の思いで家まで帰り着いた俺がいた。


しかし当初の目的であった不安感を忘れることには成功した。
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:08:52 ID:uN6BmYwE
腹が減ったのでなんとなく夜はおじさんのところにラーメンを食べに行った。

空いていたカウンターに座る。


「また来たんか男!」

「俺だってちゃんと客でしょ」

「まぁな」


彼はそう言ってにっこり笑った。


「ご注文は!また醤油か?」

「今日はガツンと豚骨かな」


おじさんは意外な顔をしつつ、豚骨ラーメンを作ってくれた。
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:10:13 ID:uN6BmYwE
「んで、今回も珍しくなんかいいことでもあったんかい?」


失礼なおじさんだ。前回豚骨ラーメンを食べたのは大学の合格祝いだったのを覚えているらしい。


「いいことじゃないけど、ちょっとね」

「なんだ今日は!えらい濁すじゃねえか」

「……明日、好きな人に告白してみるつもりなんだ」


言うが早いか、聞いていたのか隣の酔っ払っているらしいおっさんが拍手を始めた。

つられたように拍手は広がっていく。

中には事情も分からず盛り上がってる人もいるようだった。
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:13:30 ID:uN6BmYwE
「お前さん漢だな!大将こいつにビールを、俺のおごりだ!」

「バカやろう、明日二日酔いになったらどうすんだ!代わりに俺に!」


笑い声が起きる。その後は好き勝手に盛り上がり始め本人そっちのけで酒の肴にされていた。


「男、がんばれよ」


おじさんは俺のほうを見てニヤっと笑ってチャーシューを五枚乗せてくれた。

どうも恐縮してしまう。


「結果、教えにこいよ」


もう逃げられなくなってしまったようだった。
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:14:34 ID:uN6BmYwE
一人蒸し暑い夜道を歩く。

家までさほど距離はないはずなのに、歩き慣れたはずの道がとても遠く感じる。

おっさんたちの笑い声が耳に残る。

旧友の応援が心に響く。

おじさんの期待が胸を締め付ける。


家に帰ってすぐ俺は携帯電話を取り出して彼女にメールを書き始めた。
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:16:09 ID:uN6BmYwE
メールアドレス自体はサークルメンバー全員分知っている。入ってすぐに交換した。

後は文面だ。こんな大事なことを決めていなかったなんてと愕然とする。

あーでもない、こーでもないと頭をひねる。

時間は、場所は。簡単にかけているか、重々しすぎないか。


悩んだ挙句に送信ボタンを押した。
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 10:18:11 ID:uN6BmYwE

『明日の午後五時、あの公園で待っています。
話があります。遅くなってもいいのでよければ来て欲しいです』


これで来なかったらそれまでと言うことだ。


普段使わない頭を使ったせいかジョギングが効いたのか、その日はいつの間にか眠りについていた。
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:08:22 ID:uN6BmYwE
朝起きると同時に俺は叫びそうになった。

彼女にもし予定が入っていたらどうするんだ。

しかし送ってしまったものはもう取り返しがつかない。

携帯を確認するも、返信はない。

追撃をかける度胸もなく、そのときは仕方ないと俺は腹をくくり朝食の準備に取り掛かった。


予想通りとはいえ一日中落ち着かない。

もっと早い時間に指定するべきだったろうか。いや、昨日の夜に送ったのにそれは迷惑すぎる。

そんな仕方のないことばかりを考えては悶えていた。
51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:10:22 ID:uN6BmYwE
午後四時。俺は公園にいた。

もちろん理由は彼女を待つためだ。

もしかしたら来ないかもしれない彼女を待つためだ。


しかし、そんな憂慮は杞憂に終わった。

彼女は五時になる十五分以上も前に公園へやってきて、俺のほうを見た。

俺は彼女のところに歩いていく。


「来てくれてありがとう」


彼女は黙ったままだ。
52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:12:20 ID:uN6BmYwE
「それにしても昔と変わったよな、公園」

「そうね。私は遊具が撤去されて、一人、また一人と減っていく子どもたちをずっと見てきた。子どものときから、今まで」

「ごめんな、いなくなって」

「……やっぱり男君」

「もういなくならない。……だから俺と付き合ってくれないかっ!」


思わずだんだんと大きくなっていく声。

勇気を振り絞って声まで振り絞ってしまった。

今すぐでも逃げ出したくなった。

彼女は、小さく笑った。
53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:14:22 ID:uN6BmYwE
「な、何笑ってんだよ」

「ふふ、ごめんね。だって男君、サークルで最初の方なに言ったか覚えてる?」


記憶を探る。しかし何も思い当たらない。


「男君言ったじゃない。『大学では今までのことを全て忘れてがんばります』って」


なんか言った気もする。だがそれがどうしたのだろう。


「達成できてないじゃない。おかしいの」

「い、いいだろ。意見は変わるもんだよ!てか、何でそんなこといちいち覚えてんだよ」


俺が照れ隠しに聞くと、彼女は答えた。


「だって、ずっとあなたのことが気になっていたから」


俺の照れ隠しは失敗した。
54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:18:05 ID:uN6BmYwE
だが俺の告白は成功した。

あの企ては茶番だったのだろうか。

そう思っていると彼女は言った。


『私は彼を待ってなきゃいけないと思っていたから、誰の誘いも受けなかったの。ごめんね』


結果として彼女がこうして笑ってくれた。

俺は今年こそ『幼馴染の恋人』といる誕生日を迎えられそうだ。


額から汗をかくような暑い夕暮れ、公園からは俺と彼女の笑い声が響いていた。

帰り道は彼女を家まで送って家に帰る。

俺たちはこれから、なんでもないメールをしてなんでもない電話をして。

なんでもない日に一緒に遊ぶんだ。
55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:19:31 ID:uN6BmYwE
でも俺が不正を働いたことは事実だった。

その報いは受けなければならないだろう。


俺の物語はここで終わらない。
56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:21:42 ID:uN6BmYwE
誕生日は彼女と二人で過ごした。

今までの人生で一番楽しい誕生日だった。


おじさんにも報告した。

二十歳のお祝いと共にビールをおごってくれた。


彼には約束の報酬に色をつけて払って、映写機も返した。

彼からも祝福の言葉を受けた。


そうして楽しい夏は終わり、秋も過ぎ、冬がやってきた。
57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:23:32 ID:uN6BmYwE
十二月二十三日。Xデーは今年の初雪がちらついた夜だった。

周りの友人やサークル仲間たちからは毎日がきらきら輝いているように見えていただろう。


俺の内面にはそのずっと前から確かな変化が訪れていたのだが。
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:25:15 ID:uN6BmYwE
始まりは違和感だった。

彼女の持っている俺の記憶は俺のものではない。

彼女は昔の話をよく俺にしてくれたが、俺からすれば関係ない男との昔話だ。

次に嫉妬が生まれた。

そしてその嫉妬を押さえ込もうと自分の罪を強く意識し出した。

罪悪感。

彼女に対してひどいことをした自分。

その罪の意識を持って彼女には当たらないようにしていた。

しかし次第に大きくなる違和感と罪悪感。

ついにそれが爆発したのだ。
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:26:55 ID:uN6BmYwE
「上級生と戦ったあのときからずっと男のこと好きだったんだから」

「……るな」

「え?」


そんな彼女からしたらいつも通りのラブラブなセリフ。

だが、俺の精神はもう限界を迎えていた。

もっとも、原因も何もかも自分のせいなのだが。


「……もうその話をするな」


彼女は慌てふためく。

どうやら俺の目からは涙が出ていたようだった。
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:29:09 ID:uN6BmYwE
俺たちはそのまま一旦別れて家路に着いた。

最後まで彼女は懸命に謝っていた。


悪いのは俺なのに。俺のドチクショウ。

自分に悪態をつき、酒を煽った。悔しいが酒はうまかった。
61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:31:17 ID:uN6BmYwE
目を覚ますと彼女からメールが二通来ていた。

どうやら酔って寝てしまったようだ。


『今日はごめんなさい。嫌ならもう昔の話はしない。
傷つけてしまってごめんなさい』


そして二通目を開く。


『言い訳だけど、最近あなたを名乗る人に声をかけられて。断ったけど、なんだか怖くて。
最近その話ばかりだったよね。ごめんなさい。よかったら返事ください』


俺は再び凍りつくこととなった。
62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:33:19 ID:uN6BmYwE
彼女に急いで電話をかけた。

時刻は夜の十時。いつもなら彼女はまだ寝ていないはずだ。

呼び出し音がもどかしい。

数回の呼び出しの後、彼女は電話に出た。


「もしもし?」

「もしもし、俺だ。今日はごめんな」

「ううん、私こそごめんね」

「明日、約束の時間に待ってるから」

「うん、また明日ね」


明日はクリスマスイブ。

俺はその日を彼女と過ごす幸せなクリスマスにしたかった。
63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:35:27 ID:uN6BmYwE
俺の誕生日に間違えて自分で火を消したドジな彼女。

夏祭りで俺のために慣れない浴衣を着てきてくれた彼女。

山では様々に色づいた草葉の絨毯を踏みしめはしゃいだ彼女。

博物館で彼女をちょっとからかったら追いかけてきて注意された俺たち。

雨の日は二本あるのに一本の傘に入って歩いた俺たち。

劇が終わった帰りにやっと口付けを交わした俺たち。


そんな思い出は確かに俺に幸せを与えてくれていた。

俺がどんな気持ちだったとしても、その事実だけは変わらない。


明日もそんな一日を刻めばいい。

明日からもそんな日々を刻みたい。
64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:37:30 ID:uN6BmYwE
俺はその日願った。

もっと強くなりたい。

彼女への罪も彼女の期待も彼女との偽の思い出も、全て抱えて生きていけるくらい。

彼女をもう二度と泣かせはしないと。

彼女を絶対不幸にしないと。

彼女を一生幸せにすると。


強く、強く願った。

そのまま俺は深い眠りに落ちていった。
65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:40:31 ID:uN6BmYwE

今日はクリスマスイブだ。

通りにはクリスマスソングが流れ、まるで街まで浮き足立っているように見える。

待ち合わせは昼の一時だ。

俺はちょっと高級な百貨店のジュエリーコーナーを訪れた。

しかし、やはりと言うべきかここにあるものは俺のバイトの微々たる稼ぎでは手が出ない。

まさかローンを組むわけにもいかず、アクセサリー売り場の階に移動した。


「ありがとうございました」


店員の声を背に俺はきれいに包装されたそれをバッグに直しながらその場を後にした。
66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:41:55 ID:uN6BmYwE

今日は昨日とは打って変わってぽかぽかとした陽気である。少し暑いくらいだ。

太陽はほぼ真上にあった。時刻は十二時半。

ご飯はコンビニでおにぎりでも買うかと思って自転車を走らせる。

彼女の顔を思い出しちょっとにやけながら足を動かす。

大通りから角を曲がって路地に入る。

そのとき。

目の前に急に、車が現れ――



67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:43:01 ID:uN6BmYwE
――

「いやぁ、なかなかのシナリオです。もうすぐ『あなたの理想の彼』も目覚めるでしょう」


真っ白な部屋。真っ白なベッド。真っ白なシーツ。

そこに横たわり目を閉じる一人の男の頭に装着されたモノからはたくさんのコードがのびておりそれらは機械と繋がっていた。

彼の横の机にはかばんと共にきれいに包装された小さな箱が置いてある。


コード類をはずし、機械を運びながら白衣の彼は言う。


「私は彼が目覚める前に立ち去るとします。それでは、よいクリスマスを」
68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:44:00 ID:uN6BmYwE
扉を閉めようとして彼は最後に彼女に向かって提案をした。


「しかし目に直接映像を、ですか。そのアイデア、実用化目指してもいいですかね?」

「……どうぞ」


彼女はほとんど感情を見せず、ぶっきらぼうに答えた。

それを見た彼は、冗談めいて最後に一言発した。
69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/08/09(土) 14:45:08 ID:uN6BmYwE
「でもよくそんなアイデア思いつきましたね。誰かから聞いたんですか?」


彼はふふっと笑い消えていった。



今は横たわる彼が目覚めるのは、その五分後となる。


Fin.





幼馴染の作り方
元スレ

テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

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